見出し画像

頑張っている者の悩み、頑張れない者の悩み

新型コロナウィルス感染の予防のため、自粛要請も1か月程伸びる予定に伴い、学校の休校措置も10日ほど伸びた。

学校のお勉強が苦手な中学生の母としては、いっそのこと9月はじまりにして、学校側もじっくり勉強に取り組んで欲しいと願う。中途半端に再開して、短時間の間に詰め込むのは、益々『学校の勉強』嫌いに拍車をかける。

こんなことを現在高校3年生の、自主的にかなり勉強をしている子に話すと「猶予があると追いつかれそうでいやや」という意外な返事が返ってきた。

受験生ということもあるが、成績が良くても頑張っている子は頑張っている子なりに焦りを感じてるんだなと、少し驚いた。

頑張れない子は頑張れない子で、いつまで経ってもわからないまま、追いつけないという劣等感を持っているのだけれど。

学びはいつからでもできるし、知的好奇心をくすぐるのは、本来はワクワクするものだと信じてやまない。

でも現状の教育はやはり点数重視の序列に偏っている。

子どもたちにとって純粋に学ぶ楽しみを作るにはどうしたら良いのだろうと考えずにはいられない。

思いがけず生じた自由な時間をどう思うのかと高校生の彼女に聞いたら、今までこんなに自由になれた時間はなかったととてもうれしそうに言う。

中学生の息子も同様でこの時間を謳歌している。

たった十数年しか生きていなかったこの子たちは、いったいどれだけスケジュール化された日々を送っていたのか。そう考えたら大人の責任は大きい。

そしてこのなにものにも捉われない自由な時間を残しておくことが、これから大切になってくる。

さて、私に何ができるか。


サポートしていただけると今後の励みになります。皆さんからいただいたサポートは、こどもを巡るくらしをサポートして更なる循環をつくります。