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■vol.50【営業提案】今のP業界の営業を他業種で例えると

―P業界の営業をラーメン店で例えると

(ラーメン1000円=ハイミドル、スマスロ、ARTAT)
(チャーハン500円=海、1パチ、甘デジ)
(餃子300円=ジャグラー)
(胡麻団子200円=沖ドキ)

と仮定すると、今のP業界は来店されたお客様お一人に「ラーメンを二つ食べさせようとしていませんか?」

たしかに一人2杯のラーメンをご注文いただければ売上は2000円/人になりますが、基本的にはお腹いっぱいですよね?食べ盛りの方やよほどお腹が減っていない限りは。

ラーメン店では客単価を上げる際は(ラーメン+サイドメニュー)で客単価を上げる努力をされています。ラーメン2杯をお一人に売る努力はしません。

しかしながら我々の業界はどうでしょう…?
「スマスロ」と「ハイミドル」を同時に進めるような営業になっていないでしょうか?「スマスロ」を目的に来店された方に「ハイミドル」も遊技していただこうとしていないでしょうか?これは前述の例で言うと「お一人様にラーメンを2杯すすめている事」と同義ではないでしょうか?

「メインでラーメン」を食べていただいて、「サイドディッシュとしてチャーハン」をご注文いただき、客単価を上げる営業。これが自然な営業の流れです。

(ハイミドル=醤油ラーメン)
(スマスロ=味噌ラーメン)
(ARTAT=豚骨ラーメン)

のいずれかを自店のメインデッシュとして推し、その上で別軸として

(海シリーズ=チャーハン)
(1パチ=エビチリ)
(甘デジ=野菜炒め)


をご注文いただく。そしてこだわりであり定番の

(ジャグラー=餃子)

は必ずセットでご注文いただけるように導線上の目立つ場所に置く。この3つの売上合計で客単価を上げ、売上を上げていく。そんな営業を目指したいですよね。

今多くのホールに足を踏み入れると
(スマスロ、ハイミドル、新台の案内だらけ=メインデッシュの案内だらけ)
となります。そんなにメインデッシュ出されてもお客様はお腹いっぱいですよね。ここはもう一度自店の販促やスタッフオペレーションなどを(メインデッシュ+サイドメニュー+おすすめ)の構成になっているかを見直したいところです。


―実際のホール営業に置き換えた場合

(スマスロか?ハイミドルなのか?自店の強み、競合の弱み、エリアの特性を考慮して判断する=お奨めのメインデッシュを決める)

(海、1パチ、甘デジなどメインデッシュとあわせてお奨めする商品を決める。サイドメニューなのでメインの邪魔にならない)

(ジャグラーは高い確率で選ばれる商品としてアピールしておく。価格的にも分量的にも、酒のアテにもなるポジション)

(沖ドキは地域やエリア、店舗特性を選ぶが、液晶付きARTAT機と稼働相反せず、両立が可能な胡麻団子的特殊ポジション)

ホールには様々な来店動機を持ったお客様が来店されます。本来はこのように目的別に商品をご用意し、お出迎えするべきなのですが、今は多くのホールが”メイン推し”を行っています。そしてホール内の販促や訴求内容もそのようになってしまっています。サイドメニューや餃子(ジャグラー)を楽しみに来店されるお客様も必ずいるにも関わらず。それでは売上の取りこぼしが発生してしまいますよね。

大切な時期であり、来年も変化が大きな一年になりそうです。設備や遊技台は変化してもお客様の遊技心理は基本的に変わりません。常に射幸性を求める方とそうでない方が存在しています。我々の都合に合わせて押し売り的な発想で営業を行うのではなく、市場(お客様)のニーズに応えていくことで結果売上があがる、そのような商売を目指していきたいですね!


P業界の准教授@Pラボラトリー
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