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夜に駆けれず~初めての合コン


私の好感度が宜しくなさそうなので、
今回は下ネタを封印しました!

普通の思い出話みたいなもんですが、
良かったら感想ください!


それではどうぞ!





【幼馴染との再会】


私は高校3年生の夏、野球部を引退してすぐに地元のレストランでバイトを始めていた。

数ヶ月経った頃、
MMちゃん(以後MM)という幼馴染がこのレストランにお客として来た。

彼女は中学受験で中高大一貫校に行ったのでこの頃は疎遠だった。
実に5、6年ぶり?の再会だった。

小学生の頃、MMは学年トップクラスのマドンナだった。

もしかしたら結婚の約束でもしてたかもしれないくらいには仲が良かったと記憶している。

そんな愛しのマドンナがお店に現れたのだ。

何か起こると思うだろう。


ところがだ。

かつての面影はあるとはいえ、まあまあ劣化していた。

あんなに可愛かったMMが、

【まあそっちがどうしてもっていうなら、抱いてやらんこともない】

くらいのレベルになっていた。

最低な発言をしていることは自覚しているが、
男なんてこんなもんだろうということで目をつむってほしい。


そして、ちょうどバイトを探していたという彼女は、知ってる人がいた方が気が楽だということで後日このレストランに入ってきたのである。


【合コンしない?】


特に2人に何か起こることもないまま、
1年が過ぎようとしていた。
私たちは大学1年生になっていた。

ある日、MMからこんなメールが来た。

『わたしさー、中高大一貫の女子高で出会いも全然なくてさー!4対4で来週くらいで合コンしない?』



うん。がっついている。
とても悪くない。

私は、選りすぐりのメンバーを揃えるね!
と約束した。

1つだけ問題があるとすれば、

私よりイケメンとなるとなかなか存在しないということだった…。
(。・ ω<)ゞてへぺろ♡


そこで白羽の矢が立った一人が、

北越せっぷこと田中航君であった。

※今となっては彼はイケメン麻雀プロとして活動しているので、ご存じないという方は良かったら覗いてみてあげてほしい。

https://twitter.com/@seppu_amateras


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プライベートショットどうぞ!
本人から掲載許可は取っていない。


もう二人は、万が一合コンがうまくいかなった場合の保険として麻雀のできるイケメンを選んだ。

失敗したとしても、徹マンすればいいじゃないか!という精神安定剤になる。

劣化したマドンナの友達だ。
たいした女子は来ないとみてもいいだろう。
なんなら、こちらから願い下げる可能性だって否定できない。

せめて抱けるレベルだといいなぁ…。

#って北越せっぷが言ってました

最低な発言をしていることは自覚しているが、
男なんてこんなもんだろうということで目をつむってほしい。



【合コン当日】


我々4人は予約した新宿歌舞伎町のお店に先に到着し、女子たちを待っていた。

各々の緊張感がひしひしと伝わってきた。

大人数のコンパは何度か経験してきたが、

THE 合コン!

というのは初めてだったからである。

私も、セッティングした以上は有意義な時間を過ごしてほしいと心から願っていた。

そうこうしていると、MMを含めた4人が到着した。

私は一瞬のうちに品定めをしたのだが、

3人ともMMよりレベルが高い…。


我々4人はやる気スイッチを押した。

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やる気~スイッチ君のはどこにあるんだろう♪
教えてあげるよ!君だけのやる気スイッチ~♪

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※①諸説ありますが、私を含め男性のやる気スイッチはあそこにある場合が多いです。

※②北越せっぷ君のやる気スイッチは乳首にあるそうです→言質済み。


今日は麻雀のことはいったん忘れよう。
いい日になりそうだな。

かくして、我々の戦いが始まったのであった。

【二次会】



初めての合コンとはいえかなり盛り上がったし、確かな手応えがあった。
飲みサークルに入って鍛えられたおかげで、コミュニケーション能力もアルコール処理能力も格段に上がっていたことを自覚した。

私は金髪FカップのNNちゃんと連絡先を交換した。
まさにドラゴンボールGTのOP曲のような気持だった。

断っておくが、決しておっぱいで決めたわけではない。
顔が好みだったのもあるが、派手な見た目とは裏腹にしっかりしていそうな印象を受けた。
話しているうちに、DAN DAN 心魅かれていったのだ。

ここまで言えば伝わっただろう。


ちなみに私は、貧乳の方が好きである。



さあ、満を持して二次会に誘おう!
そしてあわよくば、お持ち帰りするのだ!
なんなら、今すぐNNちゃんと抜け出したいぜ!
いや、抜いてもらいたいぜ!

私のやる気スイッチ兼如意棒もむくむくとしていた。

そうは言ってもこれはチーム戦。
個人的な感情で幹事の私が抜け駆けなんて到底許されない。

二次会はカラオケでも行きますか!!!
私は、渋々提案した。


するとNNちゃんが、
『私たちこのあとホスト行くから、今日はここまでで~』
と言い出した。

我々一同『???』

この巨乳が何を言っているのか理解できなかった。


『ごめんね!もともとホストに行ってみたかったから今日は歌舞伎町でお願いしたの!機会があったらまた飲もうね!じゃあねー!』

確かな手応えもどこ吹く風である。

この日は完全に我々の敗北だった。
合コンって難しいんだな…。

※機会があったらまた飲もうね
訳)社交辞令 基本的にその機会が訪れることはない



そして彼女たちは歌舞伎町の奥へと消えていった…。


【高田馬場へ】


腑に落ちないまま、我々は高田馬場のセット雀荘へ電車で向かうことにした。

失敗したとしても、徹マンすればいいじゃないか!という精神安定剤になる。

とは言っていたものの、まさか現実になろうとは…。


女子たちが帰ってしまったショックからか、
ぶっ潰れてグロッキーデイズな北越せっぷが
電車内をピンク色に染めた。
大量に飲んだカシスオレンジであることは明白だった。

リバースした際に私のおニューの皮パンツと靴にも直撃したが許した。
最近すっかり勝ち頭になっている北越せっぷから巻き上げるチャンスだったからだ。

乗客に白い目で見られたが、
私は充血した赤い目で見つめ返した。
そう、レッドアイズブラックドラゴンのようにね!

冗談はさておき、新宿から高田馬場は西武新宿線で一駅だったため、我々は逃げるように下車し、必死に北越せっぷを介抱した。
自動販売機で水を買ってきて飲ませ、トイレに寄り添った。

このあと行われるセットでボコボコにするのだ。
水の1本、2本なんて先行投資だ。


そして明け方、
すっかり元気になった北越せっぷと、明らかにテンションの下がった3人がいた。

北越せっぷは、四暗刻を2度ツモるなど一人勝ち状態だった。
介抱されたことなど記憶にもございませんと言わんばかりに国士していた。
あ、失礼…。無双していた。


私はこの日以来、
原則、酒を飲んだら麻雀をしないと誓った。

【次の日】


MMから連絡がきた。
合コンのことで話があるとのことで会うことになった。

そして夜19時、地元の公園で合流するとMM

合コン…気になる子いた?
と聞いてきた。

私が、

巨乳のNNちゃんは好みだったよ!

と答えると、少し寂しげな表情でこう言った。

実はね…。
合コンって言ったけど、本当は1Pと私をくっつけるための会だったの。NNと仲良くなってて嫌だった。わたしと付き合ってほしい…。


ああ…なるほど。
どうりであんなに盛り上がったのに急にお開きになったわけだ。

私は、私が呼んだ北越せっぷ以外の2人には本当に申し訳なく思った。
仕組まれた合コンであり、麻雀も負けたのだ。
無駄な時間を過ごさせてしまった。

北越せっぷなんか知ったこっちゃない。
恩を仇で返す様な奴だ。

思い出したら腹が立ってきたので、
あいつが体験したエッチな出来事を近々noteにしよう思う。

※許可をくれ!


そして私は、彼女の気持ちにも応えることができなかった。
本来このようなシチュエーションが訪れると、
彼女がいてもいないと言うのが私の得意技なのだが、今回ばかりは彼女がいるからと正直に伝えて断ろうとした。
(合コンの時点では彼女はいないことにしていたので後出しではあるのだが)

それでも引き下がらないMM

『2番目でもいいし、都合のいい女でもいい。
1Pの望むエッチなことをいくらでも叶えてあげる!』


と言われ、正直めちゃくちゃぐらっときたが、
処女との事で踏みとどまった。


地元案件×処女は地雷だ。
話が広まるのも早いしリスクが高い。


未来のある若者は覚えておくといいだろう。



ちなみに、
MMちゃん→ももちゃん
NNちゃん→ななちゃん

である。

MMNNでごちゃごちゃして見づらかったかもしれないが、名前を連想してほしいという遊び心なので許してほしい。

名前がわかったところでもう一度読み直してみるのもありかもしれない。



そんなこんなで、
ももちゃんとは付き合わなかった私だが、
ななちゃんと付き合うことになるのはまた別の話である…。



















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