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【引き寄せ日記】戦友が欲しい

わたしは戦友が欲しかった。
ブロマンスのようなものに憧れがあった。

それが部活で叶えられたのを今でもハッキリと覚えている。

同じ目標にむかって、
じぶんと同じかそれ以上の熱量で取り組んで切磋琢磨してくれるバディ兼ライバルが
ずっと欲しかった。

たぶんリアルに思春期だったから、
余計にそういったものに憧れたんだろうと思う。

ややこしい人間関係のイザコザで消耗するのがイヤで面倒くさくて、価値がわからなくて。

だから楽器や演奏に真摯に向き合ってくれる人が欲しかった。

同じ方向を向いて、同じかそれ以上のスピードで成長して、一緒に闘ってくれる人が欲しかったんだろうと思う。

たぶん、わたしは寂しかったのだろうけれど。

人と上手くコミュニケーションを取れる時も、取れない時も。

どちらにせよある孤独感や淋しさを、
どうしたら埋められるのか盲信した答えがそれだったんだろう。

お陰で当時のわたしの主観では、
そのような戦友が出来ていた。

その点においてはとても満たされた気がした。

だけれどずっと心の底で願ったことだったから叶った時は、逆に怖くなった。

経験が浅すぎる自分は、
そんなことは想定してなかった。

部活には必ず終わりが来る。
その事実が怖くなった。

わたしは本当の本当は孤独感やさみしさを、埋めるために戦友を作りたかったのかもしれない。

叶ったらハッピーと思っていたが、
その先があること。

その時、それに初めて気づいた。



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