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流れが変わった日

昨日、研修講師の仕事が終わった。断れない性格と頼まれた=認められた!、と勘違いして、引き受けた。引き受けてしまった…という方がしっくりする。
今思えば、不本意だったと思う。

その1週間前、風邪症状が出て、仕事を休み、受診。PCR検査を受けた。結果は陰性。翌日、生理になり、あの風邪症状は、いつもの月経前症候群だったんだと気づいた(いつもわたしは生理前に喉が痛くなる)。

そして、研修の2日前には夜も眠れないほどの腹痛と吐き気。右下腹部が痛いし、これは虫垂炎だと思い、受診。結果異常なし。整腸剤をもらって帰ってきた。

どちらも不調に苦しみながらも
「研修、キャンセルだなあ」と思っていた。
終わった今だから言うけど、そこには残念というよりほっとしていた。

そして、研修。まだ、右下腹部は痛かった。自分を大きく見せることなく、わたしの持っているものだけでやる、と決めて、事前にもらっていた質問に答える形で実技も交えて進めた。
相変わらず、支離滅裂でしどろもどろ。
出来栄えについては、よくはなかった、と思う。でも数人の方から「楽しかったです」と言われたので、よしとする。
あとは、「あなたらしかった」と言われた。ネガティブ思考のわたしは、ガックリ肩を落とした。
ただ、自分を大きく見せることはしなかったから、どんな評価であれ、真正面から受け止めることができた。

はい、何はともあれ、終わったのだ。

研修会場から、駐車場までの道で
「これで、講師の仕事、おわり〜」とバンザイを繰り返した。

ようやく、多くの人の前で話すことが苦手でスキルもないことを認められた。
なんだかスッキリした。
不思議なことに、右下腹部の痛みも和らいでいた。

研修講師の仕事をわたしは本当にやりたくなくて、コロナや虫垂炎になろうとしていた。
これらの出来事があり、しどろもどろで研修を終えたことで、わたしは、よーーーく分かった。この流れじゃないと、いいカッコしいのわたしには効かなかったと思う。

同じ日。もう一つ、仕事関係の重い案件が解決した。
わたしが言い出しっぺだし、全ての責任をわたしが背負ってやっていかないといけない、という気持ちが背中にべったりと張りついているようなどよーーんと嫌な気分になっていた事が!
協力してもらっていた施設(表現がちょっと違うけど、まあよしとする)で、全てやってくれて、わたしの役割は「意見をどんどん言ってね」という責任がほぼないものになった。

ここ半年、悶々としていたけれど、何、この急展開?!すごい!楽になっちゃった!!

流れが変わったなって思った。

今年に入って、わたしはうまくいかない諸々のことの原因をずっと環境、会社…と自分以外のことだと思って、
なんで?なんで?(ぐるぐるのスパイラル)
もうイヤだ!イヤだ!(ぐるぐるのスパイラル)
でした。
これ、他力だって気づいた。

そして、流れは自分で変えるしかない。よし、変えよう(孤独のグルメの「よし、店を探そう」のノリ)。
と、意識だけを変えた。

そう思うだけでも流れが変わった気がしていたけど、昨日確かに変わったのを感じた。

昨日の出来事を機に、別の列車に乗ったのだ、わたしは。

これからは、この自分で流れを変えられる列車で人生を旅しようと思う。

今朝は、昨日までの名残で、身体中がガチガチにかたまっていた。
おつかれさま自分、と丁寧にストレッチした。


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