始まりと終わりと始まりと

深夜の仕事中にチラチラと雪が降っているのを見て、カメラを持ってフラフラと外へ出かけていきました。

東京は雪があまり降りませんのでちょっとしたお祭り気分、見慣れた景色がなんか素敵に見えちゃいます。冬の、匂い・記憶・音、色んな感覚がフワフワ湧いては消えるのをなんとなく感じながら、レンズを覗きます。

誰もいない向かい合ったベンチにピントを合わせると、終わりのない話を楽しげにしている若者の姿が見えてきます、あの頃の私達のようですよ。

前のめりで、終わりなんか次の始まりのきっかけくらいにしか思ってなかったあの頃。

このベンチもう取り壊されちゃって、今は芝生がそこだけ剥げて何かがあった跡になってしまっています。
毎回通るたびにワタシは覚えてますよと、あのベンチを思い出すのです。

今日もいろは。3/47
ヒラメキをカタチにするクリエイティブユニット「日本発想教育大学附属幼稚園」
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@nihon.hassou