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こころを燃やして

大人になるにつれて、こころの燃料が減少している。

こどものときに比べ、こころの中の炎は小さく、火力を上げると、燃料がすぐ底をつきそうになる。


この炎が消えてしまわぬように。



人間の燃料は、そこら中に落ちている。

それが燃料になる人もいれば、ならない人もいて。

僕は、なんでも燃料に変えてしまえる人を羨ましく思う。


熱量が高い人、燃え続けられる人。



僕はいつからこんなに冷めてしまったんだろう。


でも、まだこころの炎は消えてはいない。



うん、今は温存しているのだ。

僕は根っからのスロースターター。

言い訳のようでもあるけど。



僕はまだ、諦めたわけではない。


こころの炎が燃え続けている限り。

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