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Allah Allah~ 不可能が可能になる国🇹🇷 情で生きるトルコ人。

いきなり話は逸れますが、私は各言語、この単語この表現めっちゃお気に入り〜!っていうのがあって笑笑

トルコ語でいう「それ」の1つが “Allah Allah”(アッラハッラー)

使い方は私たちの言う「やばい」とおんなじ感じ。
私たちが「やばい」を良いことにも悪いことにも使うように、 “Allah Allah”もトーンによって使い分け可能!
話を聞いた後のリアクションに使う!

“Allah”はイスラムの「神」だから、日本人視線でいうと英語の “Oh My God”と同じ感覚なんだと思う。
この時点ですでに、宗教の影響ってすごい。
日本語でそれに相当する言葉はないもんな、、

【どうして “Allah Allah”が好きなのか】

好きなポイント①
何より好きなのは音の響き!
日本語の「あいうえおかきくけこ、、」にはない、舌を使って空気を含ませながら発音する感じ。
その音が好きすぎて”Allah Allah”が聞こえるたびに私も繰り返して言っちゃう笑

好きなポイント②
なんでも省略しがちな日本語に対して、優雅に「アッラハッラ〜」という感じがなんとも好き笑笑
感情に合わせてしっかり表情付き。笑
個人的に、興奮してる時の “Allah Allah”よりも少し残念なことに対して困り眉で言ってる時の方が好き笑

好きなポイント③
どんなに真面目な会話、初対面の方との会話の中でも “Allah Allah”が聞こえてくること。
トルコ人の彼がタクシーの運転手(もちろん初対面)と話してる中で “Allah Allah”と言った時は一瞬ヒヤッとした!笑
それ親しい仲だけじゃないの!?って思って笑

好きなポイント④
時には悪い事が起きた時に使う日本語の「あら」と同じ感じで “Allah”1回だけの場合もあって、それが日本語と似過ぎててなんかinteresting笑

こういうわけで私は “Allah Allah”が好き笑
ムスリムの言葉ではなく、これを使うのはトルコ人だけなんだって〜

では本題へ、、


トルコっていったいどんな国?

びっくりかも知れませんが、トルコ人は日本についてたくさん知っています笑笑
とても親日国で「日本人」も好いてくれるし、日本の歴史、文化についてもかなり詳しい。

知り合いのトルコ人に聞かれました。
「日本人はトルコに対してどんなイメージ持ってるの?」と、、

やばい。私たち何も知らない。
ケバブがトルコであることすらあやふや。何語を話すのかも知らない。他の印象と言ったらヒゲ、、?気球、、?トルコアイス、、?

こんなふうに話すと言われました。
「俺らは日本の全てを知っているのにどうして日本人はトルコのこと何も知らないんだ?」

その理由はきっと、私たちの言う「海外」はまず米国で、隣国である韓国、なにか憧れのあるヨーロッパ、、といった感じで他国の文化を取り入れているから。

私たちの知らないトルコ

そういうわけで、日本人がトルコについて知る機会は滅多にないのではないかと。残念ながら。

私もトルコに行くまでもちろん何も知らなくて、「なんとなくイスタンブールが気になる」程度だった。

大学でクルドについて勉強していたから、トルコがどこにあって、そこでトルコ語が話されているということは知っていたけれど、それ以外の情報はほぼなし。

私はカッパドキアの存在すら知らなかった。

トルコとの出会い

私がトルコと出会ったきっかけは、フランス留学中同じクラスだった1人のトルコ人。

今ではベストフレンド✌🏻

私は2週間のヴァカンス(ホリデー)でニース、ローマ、ナポリ、アテネ、サントリーニ、イスタンブールを旅する計画を立てていた。

それを彼に伝えると、「それなら俺が案内するよ。ついでに俺の地元のイズミルまで来たら良い!俺も◯日にトルコに帰る予定だから、1週間滞在してそのあと一緒にブルガリアのソフィアまでバスで行って、シチリアを観光してリヨンに帰ったら良い!」と驚くスピードで話が進んでいきました笑

その時私は彼とそこまで交流したこともなく、ただの1クラスメイト。強いていうならいつも近くに座ってた。そのくらい笑

不安もあったけれど、純粋に「面白そう、彼に身を委ねて良いかもしれない」と思った私の直感を頼りに、他の友達も誘って一緒にトルコを旅行することになった。

初めてのトルコ旅行。Pamukkale(パムッカレ)で

そこからご縁にご縁が重なり、ここ1年で4回もトルコへ。
そしてそれも1週間、1週間、1週間、3週間。
スペシャルガイド付き。
トルコ人よりもトルコを旅したと言っても過言ではない。笑

トルコの西側はほぼ制覇!笑

1番好きな国はトルコです

今まで(ここ2年間で笑)15ヵ国旅をしました。
生きているうちに全ての国、国にもなっていない場所さえも制覇したい。

そんな私がよく聞かれる質問は
「1番好きな国は?」

正直、選べません。

幼い頃からずっと憧れていたパリは何回行ってもキラキラ輝いて見えるし、LyonとかArcachonとかStrasbourgとか!フランスには他にも素敵な街がたくさんある。

Tour Eiffel
私が留学していたLyonの街並み
Arcachonという街にあるヨーロッパ最大の砂漠。
Dune du Pilat
Strasbourg

UAEのドバイもかなり好きで、近未来と砂漠、異世界を感じさせる2つの世界観が隣り合うやばさ。そして何より人の温かさが最高。

ラクダも乗ったよ~^ ^
Burj Khalifa(ブルジュ・ハリファ)

ギリシャのサントリーニ島も絶景だった。よく見るあの、青と白の建物で埋め尽くされた島。あそこで見た夕日はとんでもなく素敵だった。

夢に見た場所ー!
この夕日を見るために走った!笑

雪に囲まれたフィンランドも本当に良い場所。生きているうちに一度は見たいと思っていたオーロラも見れて、、

気温はマイナス16℃とか!
オーロラ。なんとも言えない儚さ。

言い出したらキリがないのです!どの国も素晴らしくって!!

でもその中で1つ選ぶとするならば、それはトルコ

1番好きなモスク。イスタンブールにあるÇamlıca camii
かの有名なKapadokya(カッパドキア)

ヨーロッパより中東寄りな私

私はアメリカ大陸、南米ともに足を踏み入れたことがなく、アフリカ大陸もない。オセアニアもありません。

私が行った国を、一般的に言われる地域で区切るとこんな感じ。

・ヨーロッパ(フランス、スイス、イタリア、バチカン市国、ギリシャ、ブルガリア、英国、ベルギー、オランダ、フィンランド)
・中東(ドバイ、トルコ)
・アジア(ウズベキスタン)
・東南アジア(台湾、ベトナム)

私の感覚的にこの地域ごとにそれぞれ共通する国の雰囲気だとか国柄があるの。
それを基に考えると、これらの中で私が居心地良いと感じるのは日本人にとって1番未知の世界であろう中東。

アジアはウズベキスタンしか知らないからなんとも言えないんだけど、私にsuitするのは東南アジアよりもヨーロッパ。ヨーロッパよりも中東。

未知の世界だからこそ惹かれるのもひとつの理由だろうし、「人の温かさ」がより身近な国の方が私は好きなんだと思う。


トルコの魅力、教えます

ヨーロッパなのかアジアなのか

結論、トルコは半分ヨーロッパ半分アジア!(気持ち)

正確にいうとほぼほぼアジア。笑
見てください。笑

ボスポラス海峡を境にヨーロッパとアジアで分かれていて、そのどちらにも面しているのがイスタンブール。

ヨーロッパ側からアジア側、アジア側からヨーロッパ側へと1日に2回、ボスポラス海峡に架かる橋を車で横断した日、トルコ人の友人に言われました。
「1日にヨーロッパとアジアをこんなに行き来したことある?」って。笑

もちろんないです笑

これがその橋。そしてボスポラス海峡。

道路の仕組みや交通機関、スーパーなどはかなりヨーロッパと似ている。だから留学一緒だったトルコ人の友人は、フランスに住んでいても日本人である私ほど生活面での苦労はなかったんだろうな、といろんな場面で感じる。笑

そしてトルコ人の皆様は自分をアジア人だとは思ってなさそう!^_^
韓国、日本をアジアネタでからかってくるくらいなので(苦笑)

でも人柄としてはかなりアジア寄り。

そんなヨーロッパとアジアどちらもの性質を持つトルコはなんとも魅力的なのです。

歓迎大好きなトルコ人

トルコに行ってまず感じるのが人の温かさ

超ウェルカム文化のトルコでは、皆さんとにかく人を招くのが大好き。
お店に入っただけで店員さんがただでçay(チャイ)を入れてくれて歓迎してくれるというのが当たり前。笑
人見知りとかいう概念すらなさそう。笑

この半端ないウェルカム文化を知らずにトルコに行くと、怖いと感じてなんでも断ってしまうかもしれない。
でも知ってていくと楽しいし、トルコ文化を感じられてとても嬉しい!

友達の家で食べた夕飯!歓迎パワー

そして知り合いの知り合いは知り合い。笑

私もトルコに行くたびに、というか毎日、新しい人(友達の友達)に会う。笑
日本では考えられないけどそれがトルコなんだと理解して、毎回新しい人との出会いを楽しんでいる!

私の彼のお母さんの友達まで私を家に招いて素敵な夜ご飯を用意してくれるの。
何軒お邪魔したことか!本当にありがとうなのです泣

これはそのうちの一軒。このあとにデザートがあってチャイがあって。

感情でなんでも可能にしてしまうトルコ人

トルコ人は基本的にで生きています。

例えば私の彼は、毎日3時間ほどの睡眠で1週間も運転して料理もして私や友人を歓迎してくれた。でも実は普段10時間睡眠のロングスリーパーだったり。

そんな彼が私たち(6人)に振舞ってくれた料理
お疲れのなか嫌な顔ひとつせずに( ;  ; )

また、当日17時頃「日本と韓国から大事なゲストが来ている」なんていう即興考えた大袈裟な設定で豪邸Airbnbの予約ができちゃったり。

子どもの日で中心街がものすごく盛り上がっていた日に、タクシーの中に忘れてきてしまった私のiPhone(ネットなし泣)をあらゆる手段を使って見つけ出してくれたり。

そして知り合い以外にも助け合いを忘れないのがトルコ人。
自分も本当にお金ないのに、「お腹が空いている」とすがってくるホームレスにお金をあげて財布が空っぽになったり。

逆に、感情で動くトルコ人といるとこんなことも。
私がトルコから日本へ帰る時、Antalyaという南側の街からイスタンブール空港まで夜行バスに乗らなきゃいけなかったのだけど、「バスのチケット買っとくから」と言いながら「帰らないでほしい」という思いが強過ぎて、「Urara(私)がやっぱりもう少しいる!って言うかもしれない」という期待を理由に直前まで買ってくれてなかった!笑

私との別れで8年ぶりに泣いたというその友達^_^

日本人が安全をとって不可能と考えることをトルコ人は可能にしちゃう。なぜならで生きているから。

だからこそ感情豊かで笑ったり怒ったり泣いたり忙しいし、日々ハプニング多め。笑

けどそうやって常に目の前のものと真っ直ぐ向き合って生きるトルコ人の生活は映画にできるほど感動する。
いろんなものに頼って生きている私よりも「生きる」ことをよく知っている。


トルコ人が人想いな理由

トルコ人が歓迎好きで助け合いをベースに生きている理由は、みんなで共有するものが多いことにあると思う。

思い当たるものがいくつか。

①トルコ人のヒーロー、Atatürk

1923年にトルコを建国したムスタファ・ケマル・アタテュルク(初代大統領)はトルコ国民にとってのヒーロー。

そこらじゅうにアタテュルク。そして大量の国旗。

ただの道に突然国旗。少し走るとまた国旗。
目印になるものぜーんぶに国旗。笑
これはこどもの日だからいつもに増して
にしてもアタテュルク様垂れ幕になりがち

「アタテュルクかっこいい」は共通認識で「自分の愛する国をつくってくれた人」として心から感謝してる。
本当にヒーロー。

家やお店にアタテュルクの写真を飾っている人もいるくらい!

日本人共通のヒーローなんてわからないし日本の国旗って日本では滅多に見ないから、その感覚って面白い。

②国民の99%がムスリム

私は、トルコに来てイスラムを学びました。
イスラムがあってこそのトルコ文化。

トルコ人はイスラムを生きていると言えるくらい、トルコの文化とは切っても切り離せないもの。
“Allah Allah”のように言葉にさえ影響するほど。

ムスリムの方々がイスラム暦の9月に1ヶ月間断食をする理由は、信仰心を清めるとともに空腹や喉の渇きの辛さを味わうことで恵まれない人を思いやるため。

物乞いを助ける人々を見るたびに、みんな辛さを知っているから助け合えるんだなと感動する。

そしてイスラムの毎日5回流れるアザーン(お祈りする時間の合図)やバイラム(お祭り)なども含めて、みんな同じタイミングで同じことをするという習慣が、みんなで生きることの基盤になっているんだろうなと。

違う世界を生きる日本とトルコ

そう考えると日本はとてもプライベートを大切にする文化。
といっても想像しにくいかとは思いますが、無宗教と言われる日本では圧倒的ムスリムのトルコに比べてみんなで共有するものが少ない。

それから日本では何もかもがオーガナイズされていて、社会を生きる上で人との助け合いは少ないように感じる!
よく言えば物の発達のおかげで自立しやすい国。

そんな私たちにとっての当たり前(苦労を感じない部分)と向き合って生きるトルコ人の生活では人と共に生きることが当たり前。

私はトルコでのローカルな生活を知れば知るほど驚きばかりで、「こうしたらいいのに」って思う点もぶっちゃけある。

でもそんな少しサバイバルなところも私はとても好き。
より「生きる」を感じるから。


トルコの魅力はまだまだ、、!

私がトルコ大好きな理由はまだまだたくさん!
観光スポットはもちろん、トルコ人の生活についても紹介したい。
食べ物についてもたくさん紹介したい。
イスラムを生きるトルコの魅力も伝えたい。

おそらく次回もトルコについて🇹🇷

Okuduğunuz için Teşekkür Ederim!
(お読みいただきありがとうございました)

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