「覚えていない」「認識していない」という言葉を使う政治家の資質
数日前のこと、水俣病の患者らの団体との懇談会で、環境省の職員が団体側の発言を遮り、マイクの音を切ったというニュースがあった。
その中で、環境省の担当者が司会をする際に使用した台本に「3分でマイクオフ」と明記されていたという。
この際の実際の映像では、出席していた伊藤信太郎環境大臣は、その場面では特に何の反応も示さず、無表情だったシーンが何度も流れた。そして出席者が、マイクを切ったことを大臣も聞いていただろうと聞くと大臣は「認識していない」と答えた。
「認識していない」「覚えていない」「答えを差し控える」
政治家の常套句だ。
かつて、ロッキード事件で国会の証人喚問に呼ばれた者が「記憶にございません」を連発したことは有名だが、政治資金パーティー裏金問題にしろなんにしろ、都合が悪くなれば急に記憶力がなくなる政治家とはいったいどういう生き物なのか。
本当に人間なのかさえ疑いたくなる。
国民は1円単位での領収書、確定申告を求められているのに、政治家は何十万円単位にすることさえも難色を示しているという。
いったい何様だ。
日本に真の政治家は存在しない。みんな、「政治ごっこ」を演じて国民を騙しているだけだ。
政治家という職業を信用してはいけない。
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