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俳句、的な。

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#春

宇宙杯俳句|年は春

兜太の忌鱶はぼうふらと違いますとうたのき ふかはぼうふらとちがいます 新荘川でカワウソ確…

犬柴
2年前
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俳句|麦青む市街戦は幻であれ

『まぼろしの市街戦』と言う映画をご存知でしょうか。 第一次世界大戦末期、独軍は追撃してく…

犬柴
2年前
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俳句|春の象まどろむ夢は極彩色か

6日に亡くなられた『ぞうのエルマー』の作者、絵本作家のデビッド・マッキーさんを偲んで。 …

犬柴
2年前
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俳句|新荘川でカワウソ確認!万愚節

ニホンカワウソが最後に確認されたのは、1979年、高知県の新荘川だったそうです。2012年には、…

犬柴
2年前
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俳句|猫吸えば春雷ものうい午後の窗

誰もが、猫さんや犬さんなどと、のんびりお昼寝できるような、平穏な暮らしを願って。 「窗」…

犬柴
2年前
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俳句|しらす丼三千匹と数えたり

丼のしらすを全部数えてやったぜ! と威張らなくても、一部のみ数えて、全体のグラム分掛けれ…

犬柴
2年前
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東京俳句|小春日も閑散銀座鳩居堂

銀座でさえ閑散、春なのに…と言うのならば、新宿でも渋谷でも何処でも、人の多い場所ならいいんじゃん。ですが。 単純に、鳩居堂って言いたかっただけ🕊 二月も終わりですね。

俳句|兜太の忌鱶はぼうふらと違います

金子兜太の忌日(2月20日)が、春の季語として認定されているなら、「鮫(子季語:鱶、青鮫、…

犬柴
2年前
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俳句|かの子忌の真白き皿にアテチヨコ

岡本かの子の忌日は2月18日。 初めて読んだかの子の小説は『過去世』で、冒頭の晩餐のシーン…

犬柴
2年前
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俳句|caféで聴く『ブルー・ホテル』に浸り春憂

以前に投稿したテキストから、再掲いたしました。「大富豪になったら|われいずこに逃れゆかん…

犬柴
3年前
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俳句|地下のバー苺ミルクは彼のオーダー

頼んだお酒が運ばれて来た時に、ウイスキーや焼酎なら男子、甘いカクテルなら女子の前に、迷い…

犬柴
3年前
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俳句|百閒忌猫と列車と借金と

内田百閒といえば、猫のノラ、阿房列車、借金の話、食に関する随筆もユーモラス。若い頃の文章…

犬柴
3年前
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俳句|お持たせはロシアンケーキ春惜しむ

ロシアケーキが好きです。素朴な味、お花のデザイン、鮮やかなジャムの色。懐かしい、可愛らし…

犬柴
3年前
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俳句|花菜茹でパスタ茹で和え君をまつ

センスも知識もない者が、俳句や短歌をひねると、「七五調にした日常会話」程度の仕上がりになってしまうのは、承知してはいるのですけれども、それでも、誘惑に抗えなかったりします。 早く会食が解禁になりますように。