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3人の子ども達と、それぞれ“2人きりの時間”について
私には3人の息子がいて、すべて2歳差。そのため子ども一人ひとりとの“2人きりの時間”が皆無だったと言っていい。
今は、小学2年生・年長・年少と成長した子ども達、たった数年前は赤ちゃんだったので、1人とじっくり向き合ってあげる時間が少なかったな。と申し訳ない気持ちがある。
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今年末っ子が幼稚園に入園したことで、思いがけず長男との2人きりの時間に恵まれた。
それは「運動会の振替休日」
振替休日があるのは事前にわかっていたのに、2人だけという事実に直前になってようやく気付いたのだ。
(一応ダメ元でだんなの休みを打診してみたが、会議だか別の人が有給をすでに取っているだか、そんな理由でダメだった)
昨年の振替休日は、末っ子が幼稚園入園前だった為3人で過ごした。
来年は、次男が小学校に入学するので同じ振替休日となる。
今年が最初で最後、長男との「2人きりの振替休日」なんだ。
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今年は数回振替休日がある。長男との2人だけの時間、大事に有意義に使いたいし、大事に過ごしたいと思った。
かといって特別過ぎることをすると、下の子たちが必要以上に羨ましがる。相談して、近くで映画を見てフードコートでお昼、という流れで決定した。
実際、とてもよい休日だった。
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いつもは困ったこともある長男だけど、2人だと驚くほど「いい子」だった。
自分の意見はしっかり言うものの、無理難題は言わないし、私が「○○だからやめておこう」と言うと納得してくれる。
だからといって無理している様子はなく、帰りは弟たちにお土産を買って行こうと提案してくれたほど、気遣いも完璧。
帰りにスーパーに寄ったのだが、「好きなものを買っていい」と言うのに、すっごく高いものや(スーパーなので値段はたかが知れてるが)、お菓子一杯、なんてものもねだらない。
日頃「1個だけ」と言いすぎたかな?
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私の注意が自分だけに向いている、そんな日が長男を満たしたのかもしれない。本当にいい子だったのだ。
普段、長子であり長男であることで、知らず知らず我慢を強いてしまっているのかもしれない。
これからは意識して2人の時間を作ることを考えたい。
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後日、次男との2人きりの時間が舞い込んだ。
考えてみれば次男との時間は、長男・末っ子以上に少ない。
幼稚園の振替休日は、常に長男か末っ子と一緒。
来年小学生になったら、長男と次男一緒の振替休日だ。
次男との時間こそ、意識して作らなければやってこないのではないか?と思っていたときだった。
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数日前から痰のからむような咳をしていた次男。
咳が気になってから2日目の夜、寝る前はだいぶ苦しそうだった。
翌朝、病院に連れて行こうと考えてはいたが、次男本人が「休みたい」と言い出したのだ。
熱はなく、咳はしているものの弟とおままごとをしていた朝だったので病院が済んだら幼稚園に行けるのでは?と考えていた。熱もなかったし。
休むまでもないのでは?
でもなんとなく、本当になんとなくだが、休ませたほうがよさそうだと思った。体調面ももちろんだが、精神面でそう思った。
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病院では、のどが赤いのでのど風邪だろうとのこと。
病院に行ったことで次男も安心したのか、とたんに上機嫌になった。
待合で待っているときも、車でも、本当にいい子だった。
薬を飲み、おもちゃで遊んだり本を読んだり。一緒にゲームもした。
いつもは兄弟でするゲームだが、次男の意見が通らないことも多く、悔しい思いをしている。
好きなゲームを選ばせ、言われるがまま遊んだ。大人げなく勝ってしまうこともあった。(ちなみにマリオパーティー)
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2人で楽しく家遊びを満喫しているように見えるが、実際お昼を食べた後から、「早く帰ってこないかな」と兄弟の帰りを心待ちにし始めた。
私のお役はご免となったのだ。
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3人いると、一人ひとりと向き合う時間が本当にないな、と思う。
申し訳なくも思う。
今回、長男と次男、それぞれと2人きりの時間を過ごして、本当に充実していたし、長男と次男は本当に「いい子」で、普段とは違う一面だったと感じる。
長男・次男どちらも、最後は兄弟を想っていた。
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実際のところ、満たされたのは私かもしれない。
1人だけに気持ちを注ぎ、集中することができた。
1対1で向き合う時間を、子どもから“私”がもらったのかもしれなかった。
「貴重な時間を作ってくれて、ありがとう。大事だと気づかせてくれて、ありがとう」
これからは意識して作っていきたい時間。
末っ子三男との2人きりの時間も作りたい。三男との時間も、きっと楽しいし、たくさんのことに気づける時間に絶対なる。
みんなでも楽しく、2人きりでも楽しく、両方大事にしたい。
サポートしてもらえたら泣いて喜びます!子どもへのご褒美と、私の勉強代にさせていただきます。