20170722主要五紙社説一覧
本日主要五紙の社説です。
朝日新聞の「部活動の改善 過度な練習と決別を」がオススメです。
日本社会にはびこる「長時間」労働の問題は、なにも労働社会だけの問題ではありません。
部活動においても、生徒、指導者、教育現場の教職員の方々、そして部活動をサポートする保護者なども「長時間」練習という誘惑に駆られます。
「もっと上手くなりたい。」
自分の限界の少し先に目標を設定して、それを達成するためには工夫が必要です。
工夫することを避けて「長時間」「休みなし」という手段を取ることは安易ではないでしょうか。
スポーツに限った話ではありませんが、ある一定レベル以上に達するためには、もちろん「時間」をかける必要があり、短時間では効果が出ないこともあります。
効率的で効果的な練習とは何か。これは一体、何のための時間なのか。
指導者・生徒、双方が常に、どうやったら目標を達成できるのかという問題意識をもって、物事に取り組む姿勢が欠かせません。
社説本文中にある「きつい練習が善という意識を、今度こそ変えてゆきたい。」という一文は、部活動だけでなく、日本社会全体に広めていく必要があると感じています。
7月20日の黒田日銀総裁会見での「物価目標先送り」に関して、21日社説で日経・読売が取り上げました。本日22日の社説では毎日・朝日が取り上げています。
毎日の社説冒頭にある「これほどやっても効果が出ない政策を、いつまで続けるのか。」という一文はミスリードと感じました。
「2.0%」という目標達成ができていないことをもってして「効果が出ない政策」と断じているように読めてしまいます。
毎日の主張は、文中の中頃にある「日銀の問題は、副作用の強い劇薬のような政策を、物価上昇率の2%超えが持続するまで続けると宣言していることだ。」という点にあると思います。
2.0%の上昇率という指標にこだわる必要があるのか。
複数の要因・要素が複雑に絡んで物価上昇を阻んでいます。日銀は、丁寧な分析と信頼感ある情報発信が求められています。
(ご参考)7月21日の社説一覧:https://goo.gl/XKHGQB
<社説一覧>
日経:外国人観光客を地方に呼び込む工夫を/緩和の縮小を探る欧州中銀
http://www.nikkei.com/news/editorial/
読売:米中経済対話 世界の安定成長へ責任果たせ/朝鮮学校判決 不透明な運営に公費は使えぬ
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/
産経:トランプ政権 真の「国益」を見失うな 日本も共に国際秩序支えよ
http://www.sankei.com/column/newslist/editorial-n1.html
毎日:白鵬が歴代最多1048勝 努力の大記録をたたえる/日銀が6度目の目標先送り 終わりなき暴走が心配だhttps://mainichi.jp/editorial/
朝日:日銀と物価 信頼失う安易な見通し/部活動の改善 過度な練習と決別を
http://www.asahi.com/news/editorial.html
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