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20180511社説から見る現代日本

おはようございます。
本日のオススメは読売の「日中首脳会談 多層的な協力で信頼醸成図れ」です。

これからの中国とどう向き合っていくのか。過去の歴史も含め、多層的な視点・視野から考えを深めていく姿勢が重要だと考えています。

以下、読売社説からの引用です。

「安倍首相は東京で、中国の李克強首相と会談し、平和友好条約締結40周年を契機に、全面的な関係改善を進めることで一致した。

(中略)

7年ぶりとなった中国首相の来日を機に、両政府は、10の協定や覚書に署名した。

年金保険料の二重払いを解消する社会保障協定により、中国に進出した日系企業や駐在員の大幅な負担減が見込まれる。

東京電力福島第一原発事故後の日本産食品の輸入規制について、緩和に向けた協議も進める。迅速な規制解除が望まれる。

中国の巨大経済圏構想「一帯一路」を巡っては、第三国での協力を話し合う官民合同委員会を創設することになった。政府は、事業の透明性などを見極めつつ、具体化を図ることが重要だ。

2012年の沖縄県・尖閣諸島の国有化をきっかけに、中国は日本との対決姿勢を強め、実務的な協力にも影響が及んだ。

中国が軟化したのは、2期目に入った習氏が権力基盤を固めたことが大きい。通商分野で対米関係が悪化し、周辺国との関係改善を急ぐ必要もあったのだろう。

世界第2、第3の経済大国の良好な関係は、アジアの平和と繁栄にも資する。戦略的互恵関係に立ち返り、関係改善の流れを確かなものとしたい。」

<社説一覧>
日経:特区活用の公正さが疑われかねない/マハティール新政権への注文
http://www.nikkei.com/news/editorial/

読売:日中首脳会談 多層的な協力で信頼醸成図れ/柳瀬氏答弁 国会軽視の姿勢が混乱招いた
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/

産経:3米国人解放 拉致解決への導灯とせよ/日中経済関係 国益損なわぬ「協調」探れ
http://www.sankei.com/column/newslist/editorial-n1.html

毎日:柳瀬元秘書官の国会招致 「首相案件」の心証強めた/日中の海空連絡メカニズム 適切に運用し衝突回避を
https://mainichi.jp/editorial/

朝日:柳瀬氏招致 「加計優遇」は明らかだ/自衛官の暴言 訓戒処分では軽すぎる
http://www.asahi.com/news/editorial.html

※『社説から見る現代日本』マガジンhttps://note.mu/1minute_history/m/m70d97edb0376

※『1日1分歴史小話』マガジンhttps://note.mu/1minute_history/m/m7db9a358d26a

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