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20171103社説から見る現代日本

おはようございます。今日は文化の日です。

日本国憲法が1946年11月3日に公布されたことを記念した祝日です。

なお、11月3日が公布日とされた理由に明治節(明治天皇の誕生日)という戦前からの祝日であったことも関係しています。

今では少なくなったハッピーマンデーにならない祝日の一つです。

日本国憲法の施行は半年後の5月3日で、憲法記念日としてゴールデンウイークの一翼を担っています。

本日のあえてのオススメは読売の「座間9遺体発見 異常犯罪が映すSNSの危険」です。

事件の全容解明が進んでいるさなかですが、現代犯罪史上において類を見ない事件であることは間違いがなさそうです。

この事件をみて思うことは、SNSを危険だとして、監視やコントロールを強化しても別の手段で同じようなことは起こりうるということです。

事件を起こした「手段」にのみ目を向けるのではなく、根本にある自殺者の多い社会である現実の解決を図る必要があります。

根本的な悩み・不安といった問題が解決されない限り、今後SNS以外で新しく出てくる別の手段によって同様の事件は起こりうると感じています。

その一方でネット特有の闇があることも事実です。

いたずらに規制するのではなく、手段の特性を理解して利用するという姿勢が大事なのではないでしょうか。

以下、読売社説からの引用です。

「自殺願望を書き込むこと自体は法的規制の対象にならない。表現の自由への配慮も要る。

(中略)

SNSの運営会社にも、不適切な書き込みを制限する仕組みの構築が求められる。

自殺志願の書き込みが見つかると、心のケアに取り組む専門機関に連絡する運営会社もある。

厚生労働省の昨年の調査では、自殺を考えた経験があると回答した人が24%に上った。

一時的な感情に基づく書き込みが、思わぬ危険を招く。ネット世代に周知すべき教訓である。」

<社説一覧>
日経:患者本位の効率医療に役立つ診療報酬に/地銀は収益構造の転換を急げ
http://www.nikkei.com/news/editorial/

読売:世界の記憶 「慰安婦」の政治利用を止めよ/座間9遺体発見 異常犯罪が映すSNSの危険
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/

産経:トランプ氏の来日 今こそ同盟の真価発揮を
http://www.sankei.com/column/newslist/editorial-n1.html

毎日:日本版GPS本格運用へ 新産業を導くインフラに/文化の日の改称運動 復古主義と重なる危うさ
https://mainichi.jp/editorial/

朝日:補正予算 また「抜け道」なのか/名著ふたたび 混迷の時代だからこそ
http://www.asahi.com/news/editorial.html

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