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20180711社説から見る現代日本

おはようございます。
本日のオススメは朝日の「日産の不正 企業体質の転換進めよ」です。

企業に限らず、改竄・隠蔽等々がはびこっているように感じます。根底には「バレなければ、やっていないのと同じ」といった発想や「ウソも方便」を誤った理解で使っているような。

「お天道様が見ている」という感覚が重要なのかもしれません。

以下、朝日社説からの引用です。

「日本経済の屋台骨である自動車産業で、またも不正が判明した。根絶に向け全力を挙げる必要がある。

(中略)

同じ自動車メーカーのスバルでも無資格検査に続き、今年3月に排ガスと燃費の検査をめぐる今回同様の不正が発覚し、社長交代につながった。

ところが日産のデータ不正はそうした事態の最中も絶えることなく、先月まで続いていたという。驚かざるをえない。

(中略)

問われるのは経営責任のあり方だ。無資格検査について、経営陣は報酬の一部を自主返上し、担当副社長を更迭したが、西川社長は続投した。今回の不正の会見には、西川氏は出席せず、山内氏が原因究明や再発防止の仕組みづくりが経営陣の責任だと述べただけだった。

企業体質を改めて会社全体を正しい方向に向けるには、何より経営トップが厳しく身を律する必要があるのではないか。

(中略)

社内基準とはいえ、ルールを守らぬ姿勢がはびこれば、大きな違反や事故につながりかねない。一方で、ルールを定める際には、その必要性が十分に理解できるものでなければならない。ルールの実効性を高めるには何をすべきか、再発防止に向けて十分検討してほしい。」

<社説一覧>
日経:消費増税対策の財政ばらまきはやめよ/世界市場に挑む石油会社に
http://www.nikkei.com/news/editorial/

読売:概算要求基準 政策効果の吟味を徹底せよ/松戸女児殺害 究極の判断を迫られた裁判員
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/

産経:米国の対北交渉 「最大限の圧力」に復帰を/日産のデータ不正 トップに反省はあるのか
http://www.sankei.com/column/newslist/editorial-n1.html

毎日:西日本豪雨災害と避難所 助かった命のケア万全に/お茶大が出願資格を変更 性的少数者の権利広げた
https://mainichi.jp/editorial/

朝日:心の性 多様さを認める社会に/日産の不正 企業体質の転換進めよ
http://www.asahi.com/news/editorial.html

※『社説から見る現代日本』マガジンhttps://note.mu/1minute_history/m/m70d97edb0376

※『1日1分歴史小話』マガジンhttps://note.mu/1minute_history/m/m7db9a358d26a

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