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20180528社説から見る現代日本

おはようございます。
本日は読売、毎日、朝日の三紙で日露首脳会談を取り上げています。その中でのオススメは毎日の「21回目の安倍プーチン会談 長期展望は描けているか」です。

オススメの理由はポストプーチンの時代まで見据えていることです。

個人的にはプーチン大統領は、最後の任期であるこの6年の後も、何かしらの形で影響力を保持するのでは?と思っています。

そのため、毎日社説の最後の部分については異なった見方をしています。

以下、毎日社説からの引用です。

「安倍晋三首相がロシアのプーチン大統領とモスクワで会談した。3月の露大統領選再選後は初めてだ。

(中略)

しかし、安倍首相が大きな政治目標に掲げる北方領土問題の解決をめぐる交渉に進展はなく、長期的な展望も見えていない。

(中略)

領土交渉の停滞には国際情勢の影響もある。14年のロシアによるウクライナ・クリミア半島編入に加え、今年3月には英国でロシアの元スパイらへの殺人未遂事件が起きた。旧ソ連が開発した神経剤が使用され、欧州からの対露批判が高まった。

(中略)

欧米などとの対立を背景にプーチン氏は領土に対する態度を硬化させており、譲歩は容易に望めそうにないのが現状だ。

一方、今回の首脳会談では北朝鮮の非核化問題も議題となった。圧力重視の日本と対話優先のロシアとでは立場は異なるが、朝鮮半島の非核化という目的では一致する。

将来の北東アジアの安定のためには日露の存在が欠かせない。共通の利益を深めながら、地域の安全保障に積極的に関与していくべきだ。

プーチン氏の大統領任期は最後の6年となり、残された期間は限られている。後半は力の陰りも予想され、局面打開には前半の3年間が特に重要な時期となろう。それが現実的に不可能なら「プーチン後」を見据えなければならない。」

<社説一覧>
日経:「脱時間給」の制度化を今国会で確実に/イタリア次期政権への懸念
http://www.nikkei.com/news/editorial/

読売:北方領土問題 協力の成果を進展につなげよ/業務用コメ不足 補助金農政のひずみが表れた
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/

産経:金正恩委員長 示すべきは真の非核化だ/働き方改革法案 丁寧に説明し懸念ぬぐえ
http://www.sankei.com/column/newslist/editorial-n1.html

毎日:21回目の安倍プーチン会談 長期展望は描けているか/欧州の新個人情報保護規制 注視すべき日本への影響
https://mainichi.jp/editorial/

朝日:日ロ首脳会談 前のめり姿勢の脱却を/カンボジア 25年の遺産を失うな
http://www.asahi.com/news/editorial.html

※『社説から見る現代日本』マガジンhttps://note.mu/1minute_history/m/m70d97edb0376

※『1日1分歴史小話』マガジンhttps://note.mu/1minute_history/m/m7db9a358d26a

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