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今の科学の限界

宇宙の物質の多くは、ダークエネルギーだったり、ダークマターだったりと言われています。
つまり、「なんだかよく分からないもの」です。
 
ブラックホールの「事象の地平線」というのは、私たちの物理学や科学の限界ラインと言われています。
つまり、「なんだかよく分からないもの」です。
 
地球での出来事も、よく分かりません。
「理屈では分かっているけれど、腹が立つ」などはよくあります。
 
これを理解するために心理学が使われることもあります。
例えば臨床心理学では、それぞれに、精神分析、ゲシュタルト、人間性心理学など、いろんな流派があります。
それぞれにアプローチや考え方が異なります。
加えて、カウンセラーとの個人的な相性もあるでしょう。
 
心理学の基礎研究では、脳の研究なども含めてかなり厳密に実験が行われ、論文が出されています。
 
しかし、例えば「再現性の危機」問題などもあります。
 
Open science Collaboration, 2015
では、心理学の一流誌に掲載された研究の追試プロジェクトが行われました。
統計的に有意な効果が再現された研究は36%です。(35/97)
「ほぼ再現」を含めると47%です。
つまり、「ちゃんとした学術論文でも、50%くらいしか再現できない」という可能性が示されています。
(これ自体も本当に本当かは分からない)
 
なお、「ちゃんと結果が出た論文だけが通用する」という「出版バイアス」の影響もあるでしょう。
 
 
2024年現在では、科学も発展しているようにも思えますが、実はまだまだ分かっていないこともあります。
 
「科学的にどうですか?」「エビデンスはどうですか?」「証拠は?」
というのは一見、無敵のように見えますが、ひとつの視点でしかないとも言えます。
 

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