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「頭悪い」って…??

頭の悪いひとは、この世にいません。
 
たまに、
生徒が「先生、私バカだから~」
とか、
保護者の方が「うちの子は頭が悪くて…」
 
と言いますが、そんなことはありません。
 
 
それぞれが素晴らしい長所を持っています。
 
 
 
現代の科学レベルでは、「知能」を特定できていません。
 
脳の構造やしくみがまだまだ分からないこともあって、
「知能とは何でできているか」
が分からないのです。
(知能の定義ができない)
 
 
 
難しい理論や研究を勉強しなくても、
 
「人間の頭のよさは、国語、算数、理科、社会の成績「だけ」で決まるというのはなんか変」
 
というのはなんとなく、一般的な合意が得られると私は思います。
 
 
人間の能力や知能は、まだ正確に測ることができません。
 
 
ということは、
 
「学校のテストは不完全だ」
「テストや学校の教育活動では、完璧に能力や知能を測れない」
 
ということです。
 
 
今、学校やっている教育は、
・日本の学校の教育史の流れ
・外国の教育の影響
・現代の海外の教育との比較検討(OECDなど)
・政治的ないろいろ
・学術の最新の知見を生かす
 
などを総合して、
 
「一応ベストらしい方法」
 
を使っています。
 
 
しかし、限界があります。
だから、小学生、中学生、高校生、大学生の頃の成績を見て、
自分を悲観する必要はいっさいないのです。
 
 
 
補足
専門的には、
・教育方法学
・教育心理学
・脳の研究
が進むと、知能の定義が分かってくる可能性があります。
 
私は、スピアマンの「一般因子g」の想定がしっくり来ています。



大人に「頭悪い」と言われても、一切気にする必要はありません。

学術的にもちゃんと否定できます。

 

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