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【アルバム紹介】Take This to Your Grave / Fall Out Boy

やることもそんなにないので今まで聴いてきたアルバムで好きなやつを少しずつ紹介したいと思います。
記念すべき初回のアルバムはこちら。

Take This to Your Grave / Fall Out Boy 


アメリカが誇る世紀のエモ・バンドであるFall Out Boyのデビューアルバムです。この時点でGrand Theft Autumn / Where Is Your Boyみたいにキャリアを代表する曲が入っていてすごい。すべての曲の雰囲気が統一されていて時代を感じますね。この頃からFall Out Boyの伝えたいことはあまり変わっておらず、今や大人気バンドとなってしまいましたが、このバンドの核にあるのは「郷愁」と「もどかしさ」だと思っています。

なぜこれを初回に紹介しているかというと、私が洋楽を聴き始めたきっかけのアルバムで、特に高校時代このアルバムにかなり救われていたからです。ファーストということもありかなり単調なギターロックではあるのですが、意外にも捻くれた歌詞とじゃかじゃかしたエレキギターの音と死ぬほど上手いPatrick Stumpの歌声が私の高校生活を支えていました。感謝。

Fall Out Boyは何度か生で見たこともあるのですが、来ると思っていなかったChicago Is So Two Years Agoのイントロが始まったときや、アンコールでSaturdayで合唱するときとかはかなり泣けますね。ニューアルバムのツアーの時も比較的昔の曲をやってくれるのが嬉しいです。

一番好きな曲はありきたりですがGrand Theft Autumn / Where Is Your Boyです。"You were the last good thing about this part of town"という歌詞が大好きで、聴くたびにいいフレーズだなあと思います。Fall Out Boyに限らずこの時代のアメリカのバンドはtownという場所に重きを置いており、世界=townとした上でその狭い街から出られない自分へのもどかしさ、みたいな心情を歌った楽曲が多く、その真骨頂といった感じですかね。大人気暴力犯罪ゲームであるGrand Theft Autoとかけたタイトルもおしゃれでいいですね。

私はとにかくアメリカと時代を感じたくて洋楽を聴いている(聴いていた)節があるのでそういう点でもこのアルバムは個人的なアメリカン・エモの金字塔です。おすすめです。


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