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【アルバム紹介】The 1975 / The 1975

どうも。またしばらく時間が空いてしまいました。今日は今のイギリスのロックシーンを代表するバンドであるThe 1975のデビューアルバムを紹介したいと思います。

The 1975は今年のサマソニのヘッドライナーとして来日したのが記憶に新しいです。2018年はサブヘッドライナーだったのに躍進の勢いが凄すぎる。私も生で聴くThe 1975が忘れられずサマソニに参加いたしました。今までのキャリアを総括するようなヒットソング目白押しの凄まじいセトリで本当にありがたかったです。感謝。

さてこのアルバムはデビューアルバムですがファーストとは思えないくらい自分たちのやりたい音楽観が固まっており、人気になるべくしてなったバンドという印象がピンピンと伝わってきますね。ハナから自分たちのプロデュースが上手すぎる。ジャケットアートも含めてアルバム構成が非常に概念的です。

私がThe 1975を知ったきっかけはYouTubeでGirlsを聴いたことなのですが、そういう点でもGirlsなんかはこのバンドのスタンスや音楽性みたいなものを知るのにはうってつけだと思います。多幸感強めのふわふわしたエレクトロ・ポップ / ロックという趣です。イギリス初のバンドとしてはかなり珍しいというか今まで見たことない感じだと思うんですけどでもなぜかすごいイギリスっぽくはあるんですよね。不思議だ。Oasisと出身地(マンチェスター)が同じだと思うとすごく奇妙な感覚に囚われます。

The 1975の特徴として結構同じようなテイストの曲が多いことが挙げられるんですが、このアルバムもそういう色が強いです。でもしっかり個々の曲の個性も際立っていて技術を感じますね。Heart Out → Settle Down → Robbersのキラーチューン連発ゾーンなんかは聴いていて本当に気持ちいい。でも一番好きな曲はSexです。エモーショナルで盛り上がるので。ライブでも鉄板曲になっています。The 1975の曲って歌詞が結構しょーもない(最近はそうでもない曲も多いけど)ので気負わず聴けるのもいいですね。

サマソニではニューアルバムから世界初公開の曲をやってくれてすごく良かったです。正直一つ前のアルバム("Note On A Conditional Form")があまりしっくり来なかったんですが、最新アルバムはかなり好きな感じのテイストだったので今からメチャクチャ楽しみ。しかしThe 1975は夕暮れ時に緩やかに聴くのが最良なのでは? という気持ちもあり(アリーナが結構キツかった)、まあなんだかんだ屋外で単独をやってくれるのが一番嬉しいかもですね。屋外で単独ってあり得るのか?

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