見出し画像

【アルバム紹介】Purple Rain / Prince

どうも。五日目に紹介するアルバムは言わずと知れたPrince殿下の超名盤Purple Rainです。

私がPrinceを知ったきっかけはジョジョの奇妙な冒険です。確か5部の主人公であるジョルノ・ジョバーナのスタンド名の由来「ゴールド・エクスペリエンス」を聴いたのが初めてのPrince体験だったと思います。きらびやかな音作りと唯一無二の歌声に夢中になりました。今でも殿下は私が一番好きなソロアーティストと言っても過言ではありません。

”Purple Rain"は今でこそ殿下の作品の中でも名盤として挙げられることが多い傑作ですが、もともと殿下主演の映画のサントラとして作られたことはあまり知られていないのではないでしょうか。いや普通に知られてるか。映画の方の『Purple Rain』も殿下のMVとして見れば映像体験としては至極の作品なのでおすすめです。

このアルバムは殿下の「殿下性」みたいなものを味わうのには一番の作品だと思います。Princeの持つ華やかさ、色っぽさ、スター性とそこに肉薄する悲しさ、せつなさ、孤独を目一杯堪能することができます。このアルバムも割とコンセプトアルバム的な後世ではあるため一番好きな曲と言われると迷ってしまいますが、僅差で "The Beautiful Ones" を挙げさせていただきます。

”The Beautiful Ones” は熱狂的なバラードで、思い人である女性に別の男性を選ぶか自分を選ぶか迫っているような曲です。もはや病的とも言えるラストの盛り上がりはもちろん、そこへ至るまでの滑らかなメロディも最高です。終盤ではほとんどがなっているような殿下の歌声が胸を打ちます。聴くたびに長編映画を一本見たくらいの体力を消費するのですが、まあそれが音楽体験の醍醐味ですよね。

もちろん他の曲も素晴らしく、特に "I Would Die 4 You" からの "Baby I'm a Star" からの "Purple Rain" の流れはPrince作品の中でも一番「完成」された部分を聴くことができるのではないかと思います。おすすめです。Princeの楽曲はいつでもここではないどこかへ連れていってもらえるような気がするので、落ち込んだときによく聴きます。殿下いつまでも大好き。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?