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知的障害・自閉症者の家庭での防災

知的障害・自閉症の方が家族のメンバーにいる場合、どんな備えが必要なのか、またどんな防災に対する考え方が必要なのか…。
思うがままに、各家庭・家族の事情を話し合ってみたいんです。

上記の様な主旨で5月11日(木)21:30〜clubhouseにて障害児・者の母5人でわちゃわちゃ話しました。
リンク先ブログの筆者・山田由美子さんも加わってくださり、とても有意義な時間になったと思います。
以下ざっとエッセンスを抽出しました。

・親はまず自分を守る。自分を守らなければ、家族を守れない。
・子どもへは「大丈夫だよ」という声かけ(ゆっくり落ち着いた声で)。「怖くない?」とは聞かない(こちらの不安を感じとる)。
・どう対応するのかを考え、それを知っていれば、いたずらに怖がらなくてもよい。

地震→頭を守る(机の下へ入るが最善手ではない場合もある) ヘルメット、防災頭巾がなくてもカバンやリュックで頭を守る。
まず上を見る。落ちてくる、倒れてくるものがないか確認して、しゃがむ。

背の高い家具を置かない(一部屋にまとめてしまう)、家具の固定等、室内の安全を確保する


火災→逃げる。炎から離れる。

消化器の位置確認。台所用簡易消化器を設置。



・地域の「地震災害危険度評価図」をチェックする。日頃から危険な道筋を意識する。
※ 「地域危険度測定調査」+自治体名で検索
※ 詳細は防災士会に問い合わせる

・防災センター等での経験(揺れ体験、煙避難体験等)はその時は現実に結びつかなかったとしても、必ずつながる時がある。経験が必要。

・災害等の緊急事態が起きたとき、焦らないで行動することも大切だけど、“大丈夫でしょ”って正常性バイアスが働いてしまうことも覚えておく。

・「こういう場面で◯◯が起きたらどうするか?」を想像する。いろんな人に聞いてみるのもあり。

「正しく怖がる」漠然と考えると不安ばかりだけど、具体的に想像し、事前に考えておくこと、事前に準備できることはしておくこと。「事前」は何事にも有効。

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