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木刀素振り日記80/5月6日

2021年5月6日「グッチ祐三の伊丹っぽさ」
◆夢で伊丹十三の新作を観た。あるシーンでヤクザたちがキャンプ場で撃ち合いになるくだりがあり、そこにグッチ裕三が出ていた。それで、よくわからないが「伊丹十三っぽいキャスティングだなあ」と思った。
◆祐三はたしか伊丹作品に出たことはない。では、なぜ祐三のキャスティングに対して「伊丹っぽさ」を感じたのだろう。けっこう深い考察が要るような気がする。祐三といえば冬樹で、後者のほうが俳優としての出演作も多いはず。しかし「伊丹っぽさ」なら祐三の圧勝だ。ここになにかがある。
◆結論のようなものを見出してみたいけれど、いまのところなにも思いつかない。少なくとも言えるのは、グッチ祐三のことを考えるときの有効な手段として「モト冬樹と比べてみる」というものがあるということだ。
◆夜、駅前のスーパー「S」へ。ふだんはより安いピザスーパー(店内で焼き上げるピザが人気)に行くことが多いが、「S」の最大の売りは24時間営業である。2番めの売りはセルフ精算機から出るお釣りの小銭の勢いが強く、もはや「叩きつけられている」とすら思えることである。ここであきらかになるのは、セルフ精算機というただの機械に「叩きつけられている」という感覚を得る(=人間に寄せて捉えている)人間の恐ろしさである。
◆終日、木刀素振りせず。

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