ナイフ。

神様のナイフが
無菌室で鈍く光り
人工的な太陽光線の下、影を落とす

これからしばらくは痛みのない
深く静かな時間が流れる
ずっと、眠っていたいように。

神様のナイフは
神様が創った者たちでさえも
その鋭さをユルメナイ。

切りつけられた幸せは
今も鏡を曇らせる

この傷が、オレの全て。
生きる希望も想像も。

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