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脳腫瘍で見えなくなるまで03 【初期症状は20代から?】

その3:片目の見え方に違和感

 元から目が悪く(両眼の裸眼視力0.1以下)、眼鏡やコンタクトで矯正する訳ですが、なぜか左目だけ矯正しても視力が1.0出ていないのでは?…という感覚が20代半ば頃から続いていました。

 「視力が1.0出ていない感覚」と表現しましたが、健康診断などでの視力検査の結果は問題なく、精密検査の指摘は出ていませんでした。ただ、実際の見え方として、右目だけでの見え方よりも遠くの看板や照明の光が滲んで見えたり、感覚として「左目は少し見えにくい」という状況がずっと続いていました。

 この問題は気になってはいたものの、眼科で相談することもなく、「左目は利き目ではないから?」とか「生まれつきの体質によるもの?」といった、曖昧な認識を続けていました。

 その甘い認識は、2023年に脳腫瘍が本格的に視神経を圧迫しはじめ、右目も巻き込んで視野と視力が急激に悪化するまで変わりませんでした。