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2023 12/27 レディクレ ヨルシカ ライブレポート

てん。と申します。
さてさて!FM802 RADIO CRAZY 2023に行ってまいりました!自分としては初めてのフェスで、なによりヨルシカがフェス初出演、そしてその他にも大好きだったり気になったりしているアーティストさんが沢山いらっしゃったので行くしかなかったです。

⚠️ここからライブの内容をネタバレ全開で語ってまいります。まだ知りたくないよという方は、ここでこの記事をそっと閉じることをおすすめします。





直前のアーティストの出番が終わってから、待つこと数分。舞台に白いカーテンが降りた。この先に待つ初フェスヨルシカのパフォーマンスを予感させるように、テスト用の映像が映し出されていた。

春ひさぎ

えーと、ガチのサプライズ アンド ハプニング。まだ出演時刻になっていないにもかかわらず、カーテンはそのままに姿を見せないまま1番だけ歌ってくれました。
最高すぎたけど、深呼吸している最中に腹パンをくらったかのようなとんでもないフェイント。やめてよ(もっとやって)


そしてようやく、その時が来た。


poetry -水溜まり-(仮)

フェスでもポエトリーやってくれるんかい。(ありがとうありがとうありがとう)
n-bunaさんの声が聞こえた瞬間、観客は絶叫。でもしっかり聞き取るためにすぐにしーんとなる。やっぱりみんな普段のライブでは静かだけど、心の中ではそんなテンションだったんだね、とすごく安心。

人混みに立ってずっと足元を見ている夢。自分だけが靴を履いていないという人物の視点から語りは始まる。下駄を履いた足とすれ違い、「私」は夏祭りへと向かう途中であったことを思い出す。花火の音が響いている。

右足を踏み出す。左足を踏み出す。季節が巡っていく。そんなことを繰り返しているうちに、足元が音を立てた。

水溜まりだ。

水面を覗き込んで自分の顔を見ると、そこには奇妙なものが映っていた。「私」は裸足で歩いていた理由をようやく理解する。

そこに映っていたのは人ではなく、犬であった。
水面に反射した眼は『負け犬にアンコールはいらない』のアルバムジャケットを彷彿とさせ、その眼の光か、はたまた月光かが変形し、ヨルシカのロゴへと姿を変える。

12月27日、大阪、RADIO CRAZY、「「ヨルシカです!!」」


負け犬にアンコールはいらない

やばすぎやろ。(自我)
一気に会場のボルテージはMAXに!!イントロが聞こえてきた瞬間、みんなフライング雄叫びしてました。
前世23ぶりですねぇ!!この曲で一番気持ちよかったのは「5・4・3・2・HOWL!」をみんなで叫べたこと!もうね、最高ですよ。それを皮切りにヨルシカメンバーもさらにギアが入ったような雰囲気がありました。


言って。

出たよこの繋ぎ方ずるいって()
バックスクリーンには前世23でも使われていた映像が流れており、少し懐かしむなどしました。あれもまだ今年の話なんですね。
間奏のギターソロのアレンジが大好きです。みんなで最後の「もっと〜」を歌えたのよかった。


雨とカプチーノ

ものすごくお洒落な伴奏から聴き馴染みのあるイントロへ。
多分だけどヨルシカさんこの曲お気に入りですよね?色んなライブで披露している気がする。
めちゃくちゃノっちゃいました。


ただ君に晴れ

きたぁぁあぁああ!!!!
一体感のある合いの手の拍手パンパンが最高でした。ずっとやりたかったよ何年も前から… やっぱりこの曲は盛り上がりますね!普段そこまで多く聴く曲ではないのですが、聴いたらやっぱり「すき」ってなります。


又三郎

大盛り上がりからの少しも待ってはくれずに又三郎!!最高としか言えん!!ありがとう!!
これまた「どっどど どどうど」がみんなで歌えちゃったんですねぇ… 本当にありがとう。合いの手やコーラスが多めの、まさにフェスらしいセトリでブチ上がり。もうなにもかも吹き飛びました。


花に亡霊

アコースティックな導入からの花に亡霊。suisさんの歌声含めギャップが凄まじい。
この曲を聴くと、こんな真冬でも夏の雲が流れていくのが見えます。花々みたいに、ただ静かにみんなが音に乗っていて素敵でした。


春泥棒

アチャーーーーー(涙確定演出)
本当に好きなんですよねこの曲。これほどに春の匂いと、少しばかりの肌寒さと、陽の暖かさが感じられる楽曲があるでしょうか。と言いつつ、スクリーンに映っていたのは春ばかりではありませんでした。紅葉した景色や、葉を失った木々、煌びやかな新緑が雑多に映し出され、春泥棒は春のためだけの曲ではないのだなと思いました。巡りゆく季節のうちの、その繋がりの中の一部分にしか過ぎないのだなと。

さて、Cメロ。それぞれの楽器隊がそれぞれのパートでアレンジを加えてくるところがほんっっっっっっっっっっとに大好きでして…
ヨルシカメンバーが演奏を楽しんでいることに対する微笑ましさもありますし、同じ景色が巡ることはない、時の移ろいを感じて胸がギュッと苦しくなります。

そしてラストの大サビで咲き乱れる桜。また泣かされましたこの曲に。


だから僕は音楽を辞めた

やっぱりこれがトリか…
興味深いと感じたのは映像で、ブラウンの靴を履いた青年の足元が映し出され、雪もところどころに積もっている森の中を進んでいく。桟橋に着いた青年は、眼前に広がる雪の積もった山々を茫然と眺めている。そして、断片的な記憶のようにいくつかの景色が映り、その中にあったのは関町の街並みや、東伏見の高架橋、ただ葉が残っただけの昭和記念公園の一本欅が。
ヨルシカファンからすればハッとさせられるような描写が続きました。

suisさんのロングトーンの迫力が、ライブを重ねる度に凄まじくなっていて、みんなが歓声を上げていました。最高。

歌い終わった後、suisさんがお辞儀をしてヨルシカの演目は終了。




ということで…!ヨルシカの初フェスの様子はこんな感じでした!!
今日見たものは、“アーティスト”としてのヨルシカ ではなく、“ミュージシャン”としてのヨルシカ だったのだと思います。観客も同様。

今までのヨルシカのライブでは味わったことのない一体感、ヨルシカという隔絶された世界と観客がいつもより近くに在ったような、そんな夢見心地な時間でした。

今年はまだCDJもありますし!その時は今日よりもっと盛り上がれたらなと強く思います。ここまでご覧になってくださった方、ありがとうございました!!🙇‍♂️

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