猫の傍にいたという夢のお話
書き留めてしまったら、陳腐なものになる。美しさを凡人が表そうとしたら、そうなるのは常だが仕方がない。
私は彼を同性だと思っていた。文字でしか知らなかったので、その構成される文章に特有の繊細さがあったから決めつけてしまっていた。ここでいう「特有の」とは、性別云々ではなく、純粋に他と一線を画す彼の個性である。
彼の文章は、俯瞰していたかと思えば真正面から捉えたり、おふざけをしているようで真面目さが見え隠れしていたり。
時々奇抜なことを発信して退屈しなさそうだけど、煩くはない。周