未承認薬協力病院に行ってきたにゃん

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僕の名前はすじこ。

今日は7/1
僕は東京に2個しかないFIPの未承認薬の協力病院に行くために電車とバスを乗り継いで少し遠出をしているんだ。

はじめてのるバスや電車、聞いたことない音が沢山聞こえた。
僕は3月に1歳になって大人だから鳴かないんだ。

エライでしょ。
しらこちゃんはお家で1人で寂しくないかな？

バスの中で父ちゃんと母ちゃんはネットで見ていた未承認薬の金額が100万〜130万円位はするって話してた。

チュール何本食べれるのかな？

バスから降りて母ちゃんが予約した病院についた。
待合室には他にも猫ちゃんが居て、僕と同じFIPで来ている子がいたよ。

ちなみにこれが母ちゃん働いてた動物病院でFIPの検査した結果。

すじこ君〜って看護師のお姉さんに呼ばれて
まず先生は僕の目を見て
ぶどう膜炎ですねって言ってた。

ぶどう膜炎は眼の中の虹彩、毛様体、脈絡膜に炎症を生じる病気みたい。
症状が悪化する場合には失明してしまう可能性があるんだって。
FIPのドライタイプではよくあるみたい。

お母ちゃん何回もぶどう園って間違えて言っていたよ。

美味しそう。

FIPにはドライタイプ、ウエットタイプ、ドライとウエットの混合タイプの3種類あるんだって。

どのタイプなのか血液検査とエコー検査をしたよ。

血液検査で注射されて痛かったな。

でも部屋の外から父ちゃんが見てて少し笑っちゃった。

僕のことがほっとけないんだね。

エコー検査でウエットタイプの腹水や胸水がなかったからドライタイプみたい。

ドライタイプは、腎臓や肝臓などに肉腫ができるみたいなんだけど、身体には肉腫が見当たらなくて、僕は脳や神経の方に問題があるみたい。

血液検査の結果
こっちは6/25の結果。

こっちは7/1の結果。

6日間でビリルビンの数値と赤血球の数値が上がっちゃった
白血球の数値は飲んていたお薬のおかげで通常値に戻っていたよ。　

ちなみに熱は40.1°
8日間40°以上の熱がつづいてる。

先生とお父ちゃんとお母ちゃんが色々お話していて
お父ちゃんが僕が痺れちゃって立てなかった時の動画を先生にみせたんだ。

何で父ちゃんはいつも僕の恥ずかしい所を人にいっちゃうのかなぁ。

先生が続けて、

「ドライ後期なので初期〜中期の2倍の薬を飲まないといけません。」

っていっていた。

体重が3.6キロだから750mgも飲まないといけないんだって。

先生が「後期なので、薬の量も2倍にしないといけません、

その場合かかる料金は200万円です。」

その時の父ちゃんは僕みたいに一瞬、瞬膜が出ていた気がする。

一旦1週間分のお薬をもらってかえったよ。

僕の治療に必要なお金はバスで話していた金額100万円位の倍の200万円だった。

未承認薬は日本でも使うことはできるけど、認可されてないので海外から輸入するから本当にすごい金額だった。

その日、父ちゃんはお母ちゃんの退職祝いにケーキを買おうとしていたんだけど、
母ちゃんに「今食べても絶対に味しないからやめよう」

っていってたんだ。

思っていたよりかなりお金が高いのと、僕が後期だった事が、2人にとってショックだったみたい。

僕たちはケーキ屋さんには行かないで真っ直ぐしらこちゃんの待つお家に帰った。

今日のよるから投薬がはじまる。

ドキドキするな。元気になれるかな。