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サンボマスター

サンボマスターは、元気をくれる。
頑張らなくてもいいんだよ、ではなく、
頑張ろうぜ、と言ってくれる。

僕も中学生くらいから今まで、どれだけMPを回復してくれたか分からない。

だから、僕にとってサンボマスターは、燃えている時、燃えたい時に聴く音楽だ。
しっとりしたい帰り道ではない。ジリジリと熱い予感のする朝に、少し憂鬱な電車の中で、どうも興奮冷めやらぬ夜に、聴く音楽だ。

初めてのライブハウスは、サンボマスターのライブだった。
1人で行く勇気がなかった僕は、高校生のなけなしの小遣いで友人の分と合わせ、2枚チケットを買い、京都の磔磔というライブハウスに行った。
こんな住宅街にあるのか?とか言いながら進んでいくと、思ってたより小さい小屋があった。ライブハウスとは、こんなに小さいのか、とか思いながら、どんどん緊張していく。今となっては、ライブハウスはワクワクはすれど、緊張なんてしない。

前から3列目にいた僕が覚えているのは、ぎゅうぎゅうに人混みに揉まれたこと、興奮して周りの迷惑も考えず出来る限り大きな声で歌ったこと、後ろの人の拳が僕のメガネにあたり吹っ飛んだこと、終わってから眼鏡を探していると綺麗なお姉さんが拾ってくれたこと、レンズが片方取れてたこと。 

偏屈な友達が、珍しく褒めていたこと。

他人の汗が、あんなに気にならない空間は、サウナとライブハウスくらいではなかろうか。

サンボマスターは、最高です。
うるさくて、暑苦しいけど、最高です。
またライブ行きたいです。
今はしっとりしたい帰り道だから、聴かないけれど。

一生一緒に過ごしていく音楽です。

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