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トレンドがなくなってしまうと、どうなるのだろう?の話。

アパレル業界ではここ数年「トレンドがなくなってしまった」と慌てふためいている。

トレンドは読んで字の如く「抑えとくポイント」であり、「とりあえずこれを作っていこう」と言う指標で、企画から生産までのスパンを考えると非常に重要なモノだった。このトレンドを如何に早くキャッチするかが、そのブランドの強さとも言えた。

しかし、消えた。いや、あるにはあるけど「細分化」して「大きなトレンドが消えた」のである。これは色んなジャンルに言えると思うが、趣味嗜好や価値観が細分化した結果、大きな流れ(大きな影響力のあるメディア)が影響力を失っていった。

とは言えまだまだ影響力はあるものの、一時期と同じ手法でやってしまうと失敗するのだなと痛感してきた。ソレはSNS運営も創作活動もブランド作成も全部同じで。

さて、私は比較的1次創作を趣味でやってる側の人間であるが、創作者として市場を見たときに細分化が進んできた、その中で大切なのは「同じ感覚を持つ人間と固まる事」つまり、「仲間入りする事だ。」

二次創作はわかりやすく「同じ作品が好きだ」と言うので繋がれる訳である。しかし、同時に「その作品でのつながりである」と言う点も要注意だ。長く、同じく進みたいのであれば、二次創作ではなく一次創作で繋がる必要があり、そこで好きになってもらう必要があるだろう。

ブランドも同じだ。「トレンド」と言うものに頼りすぎず、「自分たちの好き」を如何に共感を呼ぶのがきっと大切だろうと、個人的に思う。

売り上げを伸ばすため!と言うより、生き残るために。

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