4コマ漫画で審査員特別賞をいただきました
こんにちは。
難聴を扱ったマンガで受賞しましたので忘備録を兼ねて報告します。私はマンガで褒められたことが一度たりともなかったので、びっくりしました。このたびの受賞は3種混合の難聴者だからこそ描けた4コマ漫画だったからと思っています。先に難聴の区分を書いておきます。
①よくある難聴⇒単純に大きな音を出せたらわかる→ 伝音声難聴
②特定の音が聞こえにくい難聴⇒感音性難聴
③上記の問題をクリアしてもなお聞きづらい⇒APD(聴覚情報処理障害)
ね? めんどくさいでしょ。それをまとめたのが以下の4コマ漫画です。
普段から思うことを徒然にエッセイで書いたりしていますが、この話だけは多くの人に読んでもらいたくて応募しました。応募者の作品は全員展示するということなので。
下記は審査評(漫画部門の審査は株式会社ラ・コミック代表取締役 寺西竜也先生です)
「難聴いろいろ」(作:ふじた ごうらこ)はオチはないですが、情報漫画として内容も非常にわかりやすく、伝え方も的確。広報誌の片隅に普通に載っていそうな作品でした。
確かにオチはないので、受賞はないだろうと思っていました。展示されたらそれでいいと思っていました。それゆえに立派な表彰状もいただいて嬉しかったです。
本作は鳥取県立博物館にて令和4年1月21日~1月30日まで展示されます。何かしらの障がいがある人たちが心込めて作成した力作が展示されています。お近くの人、ぜひみにきてくださいね。
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(以下は追記)
以前のエッセイでも書きましたが母は私の聴覚障害を恥ずかしがる人でした。そのため私は聞こえているフリをして笑顔でいなさいと育てられました。人間関係形成にかなり支障をきたし、いじめられましたし大変苦労しました。13歳でやっと左耳の補聴器を買ってもらい、次に28歳で右耳にも補聴器をいれるようになりました。それから数十年後にAPDの概念が広まり、もしやと思って大学付属病院で検査をしていただき確定しました。だから私は3種混合の難聴者です。手帳は持っていません ← 税金が安くなっていいねと言う人がいるので書いておきます。善意で慰めてくださっていると理解していますけど本当に持っている人も気分を害しますので注意してください。
それとこのたびの受賞も障がい者芸術文化作品展によるものだと知ると母は激怒するだろうので言ってません。というか創作活動はすべて母には内緒です。五体満足で当たり前、健康体で子どもを持ったら人間として一人前という母の思い込みをなんとかしたかったが力及ばず放置しております。
私は障がいはあってもなくても問題なく自然体で生きていける社会こそ文化が発展すると思っております。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
ありがとうございます。