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写真ってすごく残酷なモノ

久しぶりに記事を書いてます。

題名について感じることを今日はダラダラ

なぞって行こうと思います。

普段私はブライダルの写真を主とする

カメラマンです。

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楽しいか?と聞かれれば

楽しいです。と即答出来ます。

ただ、楽しむのってある程度

出来る様になれたからだと思います。

もし私が写真好きで

始めたなら辞めていた


そんなお仕事です。

何故なら写真って残酷なモノなんです。

例えば、

結婚式の撮影でカメラ・レンズと

全ての装備が同じ

カメラマンが2人いたとします。

そのカメラマンが各々撮る

写真は全く異なるモノです。

あるカメラマンは落ち着いて撮影し

良い瞬間を確実に残していく。

撮影自体に必死なもう一方のカメラマンは

取り敢えず映す。と言う事に全身全霊を費やす。

写真とは結果です。


自動的に写真は撮れません。

カメラマンが「よしっ」と思って右手人差し指を

押すから写真として残るんです。

シャッターを切る。

と言う事は何かしらカメラマンの

思考がその結果(写真)に反映されます。

同じ場所で同じ人を2人のカメラマンが

撮影しても全く違う結果になります。

写真とは「お前センス無いよ」って

突きつけられるモノでもあります。

自分とは違うもう一方のカメラマンの方が

素敵な写真を残す事が多いにあります。

「自分は良い写真を撮った」


違います。良いか、悪いかを

判断するのは撮られた人です。


同じ会社の先輩と同じ撮影場所に入って

自分なりには良い写真いっぱい撮れたと

思って、先輩と自分の写真を見比べると

心がボキボキに折れます。


あぁ、俺ってセンス無いんだ。

って、先輩の写真と自分の写真を見比べると

誰がどうみても自分の写真はダメだ。

って思うモノです。

僕は写真が好きだからカメラマンになりたい!

と思って始めた人間では無いので

ずっと続けて来れました。

これが写真好きが高じてカメラマンを

し始めた方なら写真が嫌いになると思います。

「お前が撮ると

この程度の写真しか撮れない」

と言う事を自分の撮った写真が

自分に言ってくるのです。

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慢心して努力をしない人が4割です。

指摘を受けて心折れて辞める人が4割です。

先端的なセンスを持ってる人は1割です。

心折れずに頑張って上を目指す人も1割です。


僕は天才ではありません

センスも無いです。

この事にいち早く気付いた、

気付かせてくれた周りの人に本当に感謝です。

だから私はここまでやってこれた。


写真とは自分のエゴを

形にするモノでは無いです。


こんな写真撮ったら喜んでくれるかな?

って言う片想いの恋文みたいなものです。


最初は下手で当たり前です。

だからこそ頑張れるんです。

写真とは残酷なモノ。


残したいものは目の前にいっぱい

これっ!って思う事にフォーカスして

意図が伝わる写真になるかどうかは

自分の努力と毎回何を考えてシャッター切るか

の積み重ねです。

口だけカメラマンになりたく無いので

今日も明日もずーっと勉強です。(笑)








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