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最近聴いている音楽の話10曲

自分の中で音楽ディグ熱が再燃しており、全盛期並に様々なジャンルに手を出している。

きっかけはこの曲である。


flumpool/素晴らしき嘘

「知らなくていいコト」の主題歌。
まさかのシングルを新品で購入ですよ。
引っ越す前は部屋にテレビを置いてなかったのだけど、
今はテレビがありドラマを見続ける文化が復活したのである。
初めはどうせドラマに合わせた歌詞で仕上げたんだろうと思っていたら、
どうやら休養中に感じたことをリンクさせたという情報を聞いてから頭の中であのイントロがループ。
サビの爆発力と彼らの打ち込み採用も新鮮で聞き惚れてしまったのだった。

Official髭男dism/Pretender

もはや説明不要だが、歌声を聴いたときは最初K-Popの人かと思っていた。
ポップセンスからして今はJ-Popに於けるいきものがかりの後継者だと思っている。
そして「否めない」という表現を中学生が覚えるための存在「セロリ」に継ぐ存在だと思っている。
個人的にはこの歌い方はいつか喉を壊してしまうのではないか…とちょっと心配してたりする。
あ、感想ですが、、彼らの曲は音に乗せる単語選びがとても上手だと思います。体言止めが特に。
「Stand By You」の”涙のターミナル”ってフレーズとか。
ただ結ばれない苦しさを訴えるより、別れを気取ってるのに妙に明るいのが胸に残る。

King Gnu/白日

いまさら自分が書くよりも世間の方が詳しいであろう大人気グループ。思えばこの曲のロングヒットが一番の音楽熱再燃のきっかけだったかも。
これよりも前に他にも曲を発表していて自分はその辺りの時期は知らないのでこの曲に関してだけ言及すると、珍しいなと思うのがコーラスワーク。
日本のバンドってコーラスは字ハモを3度上(ドの音ならミ)でなぞるだけのサビコーラスが多い中、
ファルセットから始まってBメロも下ハモり、サビは下も上も入ってくる、しかも出だしだけなど少し複雑な、一辺倒ではない重ね方をするアーティストはなかなかいないのである。
しかもこれがバンドというのだから驚いた。
演奏だけ、コーラスだけという聞き方だけしても何度もリピートする楽しみ方がある、素晴らしい楽曲である。

Monica/Angel Of Mine

90年代というと、女性よりはボーイズボーカルグループ全盛期だったのだが、その中でもLauryn HillがいたThe FugeesやMary J.Blige、Destiny's Childのデビューなど才人は輩出されていた。
Monicaも同時期に登場するのだが、ややコアというか、R&B好きの人にしかチェックされておらず、控えめポジションだったかな…という印象。
がしかし、恥ずかしながらこの曲にたまたま最近出会って歌のうまさにびっくり。聴かせる聴かせるゥ!
'90ならではのこの優しいトラックがスカスカでも気にならないなのは絶大な歌唱力あっての采配。というのがアルバム通して味わえる…
のだが、ジャケがダサいのがまた本当に切ない。
美人でうまいだけでは売れるのは大変なのか、と思うと同時にギミックだらけの今では作り得ないこんな曲に魂は確かに安らぐのだった。

堀江由衣/ワールドエンドの庭

ほっちゃんである。僕は彼女に詳しいわけではないけれど、くぎゅぅぅぅさんや田村ゆかりさんらがカリスマティックな存在であることくらいの認識はある。
原田知世的なイノセンスが何年経っても損なわれないのがすごいですね。
曲に関しては、今まで特別な関心を持ったことはなかったのだけど、
この曲はとんでもないハイテンポチューンで面食らった。中毒性があるリズムで、どう考えてもアイドル的な曲を望まれるポジションでこれは新境地。
アルバムには他にも近いテンションのカオティックなアレンジの曲が入っておりご満悦だったのだが、
どうせお抱えのクリエイター陣が相場であるこの業界(失礼だけど半分本当ですよ)で、作詞作曲が清竜人だったという…
調べると前作からタッグを組んでいたようで、偏見は良くないですね。

H jungle with t/FRIENDSHIP

世間ではWOW WAR TONIGHTだと思う。わかる。私に1分くれ。
HEY HEY HEYという音楽番組から飛び出した小室哲哉×浜田雅功コラボプロジェクトがH Jungle with Tなのだが、このジャングルというのは当時小室哲哉が好んでいた音楽ジャンルのことで、
それはブレイクビーツのひとつということを後で知ったのだ。The Prodigyとかね。
さらに実はアルバムが出されなかったことを知り、iTunesでダウンロードを漁っていたところ、3曲だけ出されていたシングル全てが落とせることを知り盛り上がった。
ほんで、WOW WAR〜は時代を感じるのだが、これは今聴いてもかっこいいしアレンジがちょうどいい。なんでマイナーなんだろうと調べたところ、
なぜか局が違うドラマの主題歌に抜擢されたせいで大々的に宣伝できなかったためだとか。なんでタイアップしたんや。
働き世代に刺さる詞。
ダウンロードにハマり始める話はまた次回で。

lyrical school/そりゃ夏だ!

一応アイドルの区分に入るのだけど、ラップの区分にも入る、希有なグループ。かつてtengal6というグループがあってだな…
サブカルだとか先入観を持たずにHALCALIと同じノリで聴くのが良いです〜
物珍しさで一度聴いたら終わりかなと思いきや、スルメ的な魅力が。
それもそのはず、楽曲の提供がとんでもないメンツだったのだ。
と、いまやライブアルバムを発売するほどの大人気グループだが、チェックしていて今やっと聴けた感じ。。
まだピンとこない方は「RUN and RUN」のMVが斬新で話題になった人たちという点も付け加えておこう。

安田レイ/Mirror

もはや「あの元気ロケッツの」と言わなくても良いほどの成長を遂げた大人の女性だが、なぜか世間での知名度がまだ追いついてこない…過小評価されているシンガーの一人。
桑田佳祐ラジオでも取り上げられた人なんだけどなぁ。
アニメ「魔法科高校の劣等生」の主題歌。見てなかったけど。
クールな歌声になった彼女のクール爽快な楽曲。
裏と表声の行き来って難しいんだけど、彼女の持ち味の良さを十二分を活かしたメロディーが小気味良い。

麻衣/永遠の地へ

実はこの人、久石譲の実の娘さんであり、ナウシカの「ラン、ランララランランラン」を歌っていたその人なのである!
手嶌葵好きは気に入るであろう澄んだ声を少し壮大なアレンジにした感じの楽曲が多い。朝霧や森の中で聴きたい。
こういう大きく口を開ける丁寧な歌い方は合唱や声楽出身の人の共通点ではないかな…初期のSalyuに通ずるポイント。
収録されているこのアルバムは現在廃盤。大変残念だがこの曲だけネットで聴ける音源を見つけられなかったので代わりに映画で使われた代表曲「ウルルの唄」を貼らせていただく。

The Offspring/Trust In You

実はパンクってあまり通ってこなかったのだけど、疾走感ある曲はランニングとかトレーニングに向いていてアドレナリンが出るのが気持ちいい。

この曲が入っているアルバムは全米10位だったので彼らにしては大ヒットというわけではないが、
メンバーチェンジもあり酸いも甘いもあるバンドがベテランになっても若々しい曲を発表しているのは大変元気づけられるものだ。


というわけで誰がついて来れるのか分からない雑多なジャンル構成だけど、素敵な音楽との出会いがあなたにもたらされたらそれでいいのです。
次回へ続く

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