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【11日目 勉強が面白くなる瞬間】夏休み怠けている人に喝入れます

2023年8月8日
勉強が面白くなる瞬間
作:パク・ソヒョン




感想

この本は受験生向けかなという印象を持ちました。
勉強しろと言ってくる大人についてなどが書いてあり、大人になって勉強する人向けではないのかなと思いました。

また、勉強のテクニックについてはあまり書いていません。
めちゃくちゃ精神論本です。正直冷めます。
勉強できない子ども話を出して、あなたは勉強する自由があるのだからと語りかけてきます。だからなんだよってなりました。

しかし、資格や受験勉強に追われて焦っている、もう手遅れかもしれない、勉強に自信がないという人には響くのではないでしょうか。

勉強に手遅れなんてない

「今から始めても間に合いますか」と聞いてくる人は、裏を返すともうすでに自分が出遅れてしまったということに気づいているということになります。
しかし、まだ手遅れではありません。
唯一突破できる方法はまさに「自分の心の中」にあります。
一旦机を前にしたら何時間でも座り続けるという覚悟、悪い習慣は断ち切ろうという意志、1秒でも無駄にするまいとう切実さを持てば可能性はあります。
自分が諦めない限り、決して手遅れではありません。

なぜ勉強するのか

実は人生で一番後悔していることは何かというアンケートを男女別にとった場合、10代から50代の男女が「勉強しておけばよかった」と後悔しているのです。
人生はたった一度きりだ。だから、自分は自分の人生を世界で一番大事に扱うべき人間だ
この本にはそう書いてあります。
自分はよくなる→自分の人生を大切にする→人生を力いっぱい生きる
この人生の好循環を作るためにも勉強というのは大切なのではないでしょうか。

なぜ国語を勉強するのか→それはコミュニケーション能力をあげるため
なぜ数学を勉強するのか→それは物事を論理的に捉えるため
なぜ英語を勉強するのか→それは自分の考えを色々な人の心に響かせることができるから

つまり、数学で鍛えた論理的思考をもとに国語で鍛えたコミュニケーション能力で会話をし、自分の考えをよりたくさんの人に伝えるためであると書かれています。
勉強は世界を変えるための武器であり、自分を変えるための武器でもあります。

魂の強い人とは

魂の強い人の10の特徴
①自分の人生の正しい目的を定め、その目的を自分の力でやり遂げることを熱望する
②自分の人生の主人公が「自分自身」であることを理解し、勉強の焦点を徹底して「成長」に当てる
③常に自分自身を磨きあげ続ける
④決心を行動で示し、継続することで証明する
⑤自分の成長のために苦痛を避けず、快く受け入れて楽しむ
⑥自分を信じる「根拠」を積み重ね、自分で自分自身を信じる
⑦高く上ることだけを目指すのではなく、粘り強く深く掘り下げる
⑧ど根性で最後の一滴まで汗を振り絞る
⑨自分こそ「自分の心を一番よくコントロールできる人」である
⑩一度きりの人生熱い心で愛する

どんな夢にも「値札」があり、その値は努力の重みのみで支払うことができます。「目標を達成するための苦労なら快く払ってやる」という人だけが夢を手に入れる資格があるのです。
もちろん最初は苦労が多く面白くないかもしれません。
途中で「できない」と投げ出すこともあると思います。しかし、成果が出るほど「やっていない」だけで、「できること」を面倒だからと後回しにしていて、それが集まって「できないこと」になるのです。
努力すればするだけ上達するほど面白くなるという真実を自らの経験で知ることになります。

21日間の法則

なぜ21日なのか。
それは、人間の行動を脳が受け入れ、その行動を習慣として保存するにh「21日」かかります。
なので、ある行動を習慣にしたければとりあえず21日間根気強く同じ行動を繰り返す必要があります。
この21日間で何をすべきなのか。
良い習慣を身につけるために行うの習慣を紹介していきます

①背筋を伸ばして座る
勉強をする気がある子は姿勢から違います。姿勢の悪さは脳波にも悪影響を与えるという研究結果もあるます

②ながら勉強をやめる
二つの作業を同時に行うと効率が20%も急落するという結果が出ています。とにかく三週間(21日間)は悪い習慣を断ち切るためにやめましょう

③ノートは「見た目」よりも「中身」
ボールペンは黒、赤、青の3色だけを使い聞いた内容を自分のものにするために書くということを意識しましょう。ポイントは「要点を押さえているか」「短時間で復習できるようにまとめられているか」「先生の話にしっかり焦点を当てているか」です

④「VIP席」をキープする
「VIP席」とは一番前の席でも一番後ろの席でもなく、前から二列目の真ん中の席です。その席が一番先生のことがよく見え、先生からも自分のことがよく見える席です。

⑤風邪を引かない体を作る
タンパク質とビタミンを多く摂取し、水をたくさん飲むようにしましょう。そして何よりよく寝ることが重要です。そしてさらに「手洗い」「体温管理(36.5度を維持)」することで風邪をひきにくくなります

⑥休み時間をつかってエネルギーを蓄える
休憩時間は次の勉強のための「充電」の時間です。間違った休憩の取り方をしていませんか?

⑦机やカバンの状態に気をつける
身の回りが整理整頓されていないと心が乱れます。整理整頓の要点は「必要なもの」をあるべき場所におき「必要のないもの」を片付けることです

今日の1日は、人生を作る貴重な材料

クロノスばかり満たされている人生ではなく、カイロスが満たされている人生を送るべきだと書かれています。クロノス、カイロスどちらもギリシャ語で「時間」を表すのですがクロノスは「流れる時間」カイロスは「自分の存在の意味を感じる決定的時間」のことを意味します。
なんとなく時間を送るのではなく、明晰な精神を持って生きることで人生の主人公になれるのです。

では怠惰から抜け出すには一体何をしたらいいのか。それは、「失敗」と決めつけないことです。
試行錯誤を失敗ではなく「ミス」として受け止めるべきなのです。
失敗と思って落ち込むのではなく、ミスとして受け止めそれを改善してくために挑戦を続けることで怠惰に勝利することができます。

ルーティーンを行うことで、自分だけのリズムを維持し、気が散らないようにすることで怠惰から受け出すこともできます。

①スケジューラー
朝起きてまず1日で何を勉強するのか計画を立てます。その時目標は必ず書きましょう。1日の目標は毎朝書きますが、計画を立てるときは1年の長期計画、1ヶ月の中期計画、1日の短期計画を立てることで目標を達成しやすくなります。
スケジューラーに一度書いたものは、自分の人生との固い約束なのです。簡単に揺らぐ約束ではいけません。

②タイムシート
スケジューラーが「する」予定のリストだとすると、タイムシートは「した」結果のリストです。自分の時間のつき方を記録しておくと、時間を浪費することがなくなります。重要なのは「自分が使う時間にどれだけ責任を持つか」ということです。人間は自分の過ちから一番多く学ぶものです。時間の使い方に問題があると思う日があっても保存しておきましょう。

③ストップウォッチ
ストップウォッチを使って「机に向かって勉強に集中した時間」を測ってください。一瞬でも勉強と関係ないことを考えたりした場合や、勉強以外のことをした場合はストップウォッチを止めてください。つまり1日のうち自分が勉強に集中した時間だけを測るようにしてください。時間を大切に使う人ほど、「時間がない」という言葉を口にしません。本当に集中している時間を増やしましょう

勉強は心でするもの

うまくいかない理由よりも「うまくいく方法」に気持ちをむけ、不平不満を断ち切りましょう。
自分の心の集中することで、他のことは何も見えなくなります。

不平不満をなくす三つの心構え
1「やったことがない」のと「できない」のは違う
2「正しい選択」も「誤った選択」も存在しない
3過ぎたことは全てうまくいったことだ

不平不満を口にするのをやめ、うまくいく方法にフォーカスすれば、今日の1日は人生で最高に「勉強に適した日」になるのです。

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