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自炊歴を振り返る〜自炊初期編〜

コロナの影響で、かれこれ1ヶ月くらい前から完全に在宅勤務になり、去年の10月に職場が変わってからというものストップしていた自炊を再開するようになった。

こういう人多そう。

ここ最近、ほぼ毎日何かを作っているし、あまり外出したくないから1週間に1回しかスーパーに行かなくてすむように、色々やりくりしていて、作るスキル以上に買った食材を無駄にしないで使いつつ&自分を飽きさせない料理を作るという、複数のスキルの掛け算になってきたようにも思う。

ふと思った。いつから料理好きになったのかと・・・・。

この機会に自炊歴を振り返ってみようと思う。

コロナで、外食ができないし、料理するのもめんどくさいなって思ってる人に届いたらいいな。

●味噌汁は味噌と水だけでできると思っていた5年前

それはちょうど5年前の今頃。
一人暮らしをはじめて2ヶ月くらいがたった頃。


意気揚々と、沸騰させた水に味噌と適当な具材を入れて作って味見をして気づいた。

何かが足りない。

母親の味とかけ離れてる。隠し味とかそういうレベルではなく。
そう、それは出汁。

ググるまでわからなかった。

そんな感じでも、料理は作れるようになる。

私の親は小さい頃から台所は私のテリトリーと言わんばかりに、縄張り意識が強く幼い私が手伝って汚そうものなら「もう手伝わなくていい」と一蹴され、それ以来私は台所には近づかなくなった。

実家にいる間は基本的に作って出されるものを食べるというのが当たり前。今から考えると、専業主婦ってまじすごいなって感じなのでママありがとう。

料理、何ができたかな・・・・。
目玉焼きと、豚しゃぶくらいかな。(料理なのかな?)

おかげで目玉焼きの白身トロトロ、きみの半熟加減のクオリティだけは自信がある。

●飽きとの戦い

当初料理ができず、とりあえず外食とかコンビニとかで済ませてた。

全然それ自体を否定するつもりはないけど、美味いとかまずいとか、健康によくないとかの以前に、飽きた。

基本的に味が濃く作られてるし、そんなにバリエーションもないことに飽きてきた。もう何も食べたくないやーとか考えるくらいに飽きてた。
結構一人で外食することに元々抵抗感はなかったけど、無性に寂しくなったりするよね。

●料理本のすすめ

そんな時に、大学時代のインターン先のボスに料理したいなと思ってる的なことを言ったら

「クックパッドとかは、主婦目線の生活の知恵的な要素が強くて、応用が全然効かないから、塩胡椒とかシンプルな調味料で味付けされてある料理が書かれてる料理本で、「美味しそうだな」って思ったやつを買え。そして一冊それをマスターしろ」

安心と信頼のボスなので、素直にいうことを聞き早速本屋へ。
本屋の料理本のコーナーって尋常じゃないくらい本が置いてある。
見てるだけでも楽しいので結構暇つぶしになるからおすすめ。

そこで、手にしたのがこれ。最初の一冊。

一つここで言っておきたいのは料理研究家について全く知識もなくただただ内容を見てレシピがシンプルかどうかだけで買いました。


もう、本当にこれはシンプル。
具材を入れて調味料(基本的に、酒、塩、がメイン)を入れて火にかければできるという内容。簡単に一冊マスターできた。
作ってみたいなって思ってる人は試しに買ってみて、全然損はしないと思う。

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↑たらとじゃがいもの塩蒸し

それぞれの食材には元から旨味があって、塩胡椒で十分美味しいということに気づいたことは大きかった。ありがとうボス。

スーパーに行くとわかるけど食材って結構ある。気づいてないかもしれないけど、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、ブロッコリー以外にも野菜はたくさんあります。


コンソメとかって楽だし美味しいけど、頼りすぎるとコンソメに飽きる現象が起こってくるし、味のパンチが強いから食材の味をかき消すこともあるっていうことにこの本をマスターして気づきました。

今の状況でもあんまり買い物に行かなくてすんでるから、適当な野菜・肉と塩胡椒で美味しいものが作れる知識は役立ってます。


あと、料理本があるといいなって思うことは、食べたいものが見つかるっていうことが大きい。
意外と自分が食べたいものってパッと思いつかない。
作るもの考えるのって料理したことない人からすると難しい。

お店行ってメニュー選ぶみたいに料理本眺めるっていうのが結構おすすめ。
私はお菓子の本も含めてこの5年で30冊くらいになりました(笑)

●最大のマイナスポイント!?

強いていうなら、「料理何が得意?」っていう質問に、
「え、うーーーん」と言って料理名が答えられないこと。
あと、答えようものなら「何それ、めっちゃオシャレじゃん」と言われて若干ディスられるということ。
「●●のなんちゃら蒸し」っていう料理名がほとんどなので。

今は、肉じゃがも作れるし、ロールキャベツ作れるし、餃子も作れるよ!

そもそも、得意料理なにってきく人、多分料理しない人だと思うので、適当にあしらっとけば大丈夫っていうことに、しばらくして気づきました。
料理スキルっていうよりコミュニケーションスキルの問題だった。


そんなこともあるけど、料理本制覇はおすすめ。
(何の話だ)

この初期がすぎると、
だんだんと「金時人参の鮮やかなオレンジ、綺麗すぎない?」とか、
「えのきの頭の円形って可愛いよね」とか
自然の美みたいなところに関心がいっていくというフェーズに入って行きました。
作ることへの興味から、食べものへの興味になっていったかな。

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