『雪は何色』のおしゃれさはゲーム主題歌の域を超えている。
アニソンと一般曲の区別なんて無いに等しくなった令和の時代。(お昼の構内放送で電波ソングを流してほくそ笑むような人種は絶滅危惧種となってしまったに違いない。)
素晴らしい楽曲に出会った。
それも、まさかこのような形で出会うと思っていなかったので非常に面食らってしまった。
それが『雪は何色』だ。
是非一度聴いてみてほしい。
私の伝えたい意味がわかると思う。
この典型的な萌え絵に油断していると音の洗練さを原液で浴びることとなる。
まず、イントロダクションが格好良すぎる。
というか、パソコンのゲームで、こういう音から始まる主題歌があるんだな、と思わず感動してしまったくらいだ。
2024年11月現在、バケツズは選択型の恋愛ノベルゲームの本制作しようと企てており、
(↑こちらがそのnote。)そのアイデアの参考になるかと、ギャルゲーの主題歌をディグっていたことがきっかけで知った。
初めて聴いた時の心境が以下となる。
すげー!
えっ、まじか、こう来るか!
耳心地良すぎる!!
いや、しかし、アニソンっぽさもしっかりと残っていて、これは、令和の曲だな。色んなジャンルの色んなところをいい塩梅で要素として取り入れているな。
雪は何色? 君色では。
おしゃれなサウンドに、しっかり女性ボーカルがのることでアニソンの部分は消えず、むしろ際立ちさえしている。
だが、このような主題歌定番のアニメ的な声色は抑え、シティポップ的なサウンドの邪魔は決してしない。
なんと素晴らしい編曲のバランスだろう。
シティポップとアニソンなんて一見水と油のような組み合わせを、見事に両輪としている。
何かと嫌になるような話題も多い令和だが、このようなハイブリットが生まれるなら令和も悪くない、と思えた。
そういえばソシャゲのYouTubeのCMも、なかなかシティポップ的なサウンドがBGMになっていて驚いた。今はもう、渋谷系もアキバ系もなくて、全部混ぜこぜになって東京というカルチャーになってしまったのかな。
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