左利き
日本の左利きの多くは実は両利きらしい。やることによって手を使い分けるそうだ。
少なくとも私の幼少期、左利きは直さなければならないものだったから親に矯正されてそうなった人もいるだろうし、持ち前の器用さでこなしている人もいるはずだ。
私の場合、ほぼ完全なる左利きである。右で出来る唯一のことは電卓を叩くことだけである(これは右手でないと打てない構造だからだ)もちろん、我が推しのように「希少価値」などと胸を張る度胸もない。
昔から左利きは器用だとか、天才肌とかいう都市伝説がある。こちらにしたら迷惑この上ない話なのだが、正直わからなくもない。
何事も誰かの真似をすればいい右利きと違い、左利きはすべて自分でやり方を考えねばならない。字を書くのも、ハサミを使うのも、缶切りもそう(私は右利きの缶切りが前に進むことを知ったのはおとなになってから。手前に向かって進むことになんの疑問も持っていなかった)こういった積み重ねが「自分で考える」原点ではないだろうか。
今の時代は矯正なんてないんだろうが、個性の時代とかいうわりに左利きにはまだまだ理解がすすんでない気がしてしょうがないんだよなぁ。
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