自分のコンパス・ものさし

「人の成長とは基準を内在化させていくこと」
最近共感した言葉です。

子供は基準を知らないので全てが外側にあります。　
大人になるにつれて、
自分だけのコンパス、ものさしを作り上げます。

沢山の就活生の支援をする中で、
このコンパス、ものさしを作りはじめるチャンスが
就活であると思います。

受験には偏差値という全員共通のものさしがあり、順位や良し悪しを自分で判断する機会がありません。
勉強にも他人が決めた正解があって、
自分のものさしを問われる機会がありません。

でも社会人としての向かうべき場所に
正解も優劣もありません。
就活となった瞬間自分のものさしを問われます。
しかしそのルールの変化を
誰も教えてくれないので、
就活したての学生と話すと、
「正解を教えてください」
「他人より上になるには？」
という思考である方が大多数です。

そこから
ESや面接での「問い」に対しての
アウトプットを通じて自分を知り、
コンパス、ものさしをつくりはじめる
ことになります。


ちなみにものさしに
「完成」はありませんので、
今回は就活生を取り上げましたが、
社会人としての若手の方も、
基準の内在化は発展途上。
強固なものさし、
コンパスは持ち合わせていない方が
多いと感じます。


基準が内側にない為、
いつでも他者の承認に
基準を見出すことになります。
しかしその道は
どこまで進んでも誰かのコピー。
「いいね」を集めることが
目的化してしまう道です。


「人の成長とは基準を内在化させていくこと」
キャリアは轍
目の前でなく、自分が進んできた後にできる。
批判や痛みに直面することもありますが、
自分だけのものさし、コンパスでもって
道を歩んでいきましょう。