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プロティノスについて知りたい!

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エネアデスからプロティノスの思考を追いかけ、理解を広げたい人向け。 知ったかぶりできます。 取り上げている書物は、プロティノス全集(中央公論社)1〜4巻+別巻、『善なるもの一なる…
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#ポルピュリオス

読書ノート 「世界の名著15 プロティノス・ポルピュリオス・プロクロス」

 ここでは主に、プロクロス『神学綱要』について記述する。 プロクロスはプロティノスの没後142年後にビュザンティオンに生まれた。アテナイのアカデメイアでプラトン・アリストテレス・プロティノス他を学ぶ。そして『神学綱要』で、プロティノスらの新プラトン派の哲学体系を構築する。新プラトン派はプロクロスで有終の美を飾り、その思想は西欧・アジア、キリスト教世界、イスラム世界のみならず、人類の精神史に大きな影響を与えることになる。  以下、「命題」全文を記す。本文では、この後に「証明」の

読書ノート 「プロティノス全集 第一巻」 中央公論社

 昭和六十一年に刊行された全集五巻の第一巻。プロティノス全集は日本ではこれしかない。主著である「エネアデス」を全部読むにはこれしかないのだ。でありながら、この全集は長らく絶版、現在も絶版のままであります。岩波文庫にしましょう、皆さん。  ちなみにアマゾンなどネットでの価格は一巻9,000円〜12,000円。四巻+別巻で50,000円です。  目次について引用しようと各書店HPを探し回ったが、絶版であるためか、きっちり明記されているものがなく、途方に暮れたが、アマゾンのレビュ

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読書ノート 「プロティノス全集 別巻」 中央公論社

「プロティノス全集 別巻」には、事項索引、固有名詞索引、ギリシア語項目検索表、加えて原典・写本・外国語訳についての説明と、年譜、地図が附されている。

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