見出し画像

「わかる」のこと、わかってる?

会話の中で、「わかる」ってよく使いません?

その「わかる」って、実はいくつかの意味に分類できて、違う日本語に置き換えられるんですけど...

自分の中でちゃんと使い分けられてますか?
ちょっと、考えてみましょう。

「わかる」の4分類

個人的な見解ですが、「理解する」「納得する」「同意する」「共感する」の4つの『わかる』があると思うんです。

それぞれの意味を見てみましょう。

【理解】
・物事の道理や筋道が正しくわかること。意味・内容をのみこむこと。
・他人の気持ちや立場を察すること。
参照:goo辞書

「わかる(理解した)」は発言内容の意味がを理解・把握できたかどうか、ですね。

【納得】
他人の考えや行動などを十分に理解して得心すること。
参照:goo辞書

「わかる(納得した)」だと、その意見を受け入れられるかどうかになってきます。

【同意】
他人の意見などに対して、賛成すること。
同じ意見。同じ考え。
参照:goo辞書

「わかる(同意した)」は、自分の意見とドンピシャではないかもしれないけど賛同できる状態と思っていいでしょう。

【共感】
他人の意見や感情などにそのとおりだと感じること。また、その気持ち。
参照:goo辞書

「わかる(共感した)」はセリフにすると『自分もそう思ってたよ!』といった感じ、4つの中で最も強い「わかる」と言えます。

自分がどの「わかる」なのか示すことは大切

画像1

athree23によるPixabayからの画像

会話において「わかる」という場合で、「わかる」の一言で済ますのではなく

「理解した」
「共感できる」
「納得はできるけど同意はできない」

といったようにどの状態にあるのか、話者に対して明確に示すことで話者としても説明を追加すべきポイントが見えてきたりするので、コミュニケーションが円滑になると思います。

それに、『あの人も同じ意見だと言っていた』などと間違った解釈をされて変なゴタゴタに巻き込まれることも少なくなるはずです。
(こういう巻き込み事故、誰しも一度はあるのではないでしょうか...)

聞き手がどの「わかる」にいるかも確認したい

もし、自分が話をする側の場合も同様に、聞き手となる人がどの状態なのかを適宜確認しながら話を進行したいところですね。

話をする目的が理解にあるのか・同意にあるのか、場面によって変わってくるとは思いますが、目的に向けて足りない部分を補いながら会話をしていく柔軟性があれば仕事においてもプライベートにおいても、場を円滑にする良い働きができるようになると思います。

この記事を理解・納得してもらえたかな...

身近な話を難しく、堅苦しく語らせてもらいましたがいかがだったでしょうか...?

ここまで読んだ皆さんが、一人でも多く理解・納得してもらえると嬉しいです。
同意・共感についてはみなさんそれぞれの意見もあると思いますので、できそうな方だけお願いします。

では、またの機会に...

ネタ元になりそうな本やコンテンツの購入に使わせていただきます。 気分が乗りましたら、投げ銭気分でよろしくお願いします。