2022年になってから、 大切な友達や先輩たちが ぽつらぽつらと、東京から出ていった。 その理由は転職やら転勤やら新しい門出やら、 色々だった。 なんだか取り残されたような気がして 大切な人ほどどこか遠くへ離れていってしまうような感覚があった。 今年はきっとそういう年なのかもしれない。年始に見たゲッターズ飯田の本にもそう書いてあったもん。 そんなこんなで毎日走り続けた8ヶ月。わたしはどこに行きたいのか、どんな街で暮らしたい?だれといっしょにごはんを食べたいんだろ
地元のイオン、カラフルなフードコートで ポンデリングを頬張る小学生。 母と2人、遠くを眺めては口に運ぶ その甘いを。 遠くには、ママ友同士の高笑いあり。 近くには、菓子パンを分け合う老夫婦あり。 隣には、深々と帽子を被った清掃員あり。 透明の液体をテーブルに吹きかける彼または彼女は、わたしだけが知っている透明人間みたいだった。 小さな子どもがこぼしたトマトケチャップも、あのカップルが捨て忘れた紙パックジュースも、いつの間にか無かったことに。なかったことに。
2日目カレーに 煮付けカレイ おばあの肉じゃが 筑前煮 ブリュレ 自家製 胡麻団子 ん〜、、 焦がしバターに たまり醤油 煮たまご追加 おいなりさん 鰹とあごだし茶漬け締め 最後に 焼き肉、ハツ、ハラミ まだ焼き肉食べたい お年頃
美術館に行くと一部の作品を除いて、自由に撮影をしてもいいということがよくあると思う。 ここにきた記念に、この感動を記録に、と何かしらカメラを向けずにはいられなくなる衝動に駆られる。そして美術館で写真を撮ることに夢中な人をよく見かける。 そんな中 何も持たず絵を、展示を眺める人がいる。 その横顔や額の皺にまた心惹かれる。 今あなたは何を思っていますか? 私が観る作品とこの人が観る作品、 あなたのレンズを通した先には、何が残るのか。 そんなことを考えてしまう。 自分のペ
これからあと1時間30分後、 初恋の人に会いに行く あの時どんな感情だったけ ふいに目が合うだけでドキドキする メールの送信ボタンを押す指が震える 瞳の奥をもっと見つめていたいと思う たしかに感じた1◯歳 ◯年後 あの時一緒に折った折り紙の豚は どう見えてた? 答え合わせをしに行く
朝、実家のベランダから 駐車場でごろごろしている猫を見つけた 半分こ、猫は明るい日向の方でのびをする . 2022年、年越しは気がついたら0:04 とくに騒ぎ立てることなくまた眠りにつく 4:00にめざめる 朝シャンし、髪にオイルを揉み込み準備完了 地元の友達の車にのせてもらい 初日の出を拝みに屋島へむかう 家族と過ごす時間 昨年はこの時間を夢見て、 この期間をつっぱり棒にして、 過ごしてきたか . 家族は私にとってつっぱり棒 みんなにとっては何? .
雨の日に 天地がひっくり返り 右の膝 さつまいも色の花が咲く 右の膝 大人になっても 咲くときゃ咲く 大丈夫 いつかは消える 大輪ノ花
MacBook購入まで、トータル3回、アップルストアへ行った。新宿・渋谷・渋谷。店員さんはみんな優しかったの。 短めに切った爪にコバルトブルーのネイル。何だかわからないゴールドのマーク。その1本1本が光って見えてみとれているうちに、始まる説明。毎回、相談に乗ってくれた店員さんは、歳の近くて仲良い先輩のような雰囲気だった。 18歳、エンジ色のリュックにお下がりのキャリーケースひとつひとり上京。その日は泣きながらドライバーひとつでベッドを組み立てた。 数日後、先に関東にいた
とるにたらない想いを胸に 縮まる距離を横目に つま先で石橋を叩く 反り腰のわたし 目尻をつたう水に 隠れる本心
会社の尊敬する方から「 はじめてみたら 」と お話しをいただいてから、 こうやって時々文章を書いてみたり、 投げてみたり、曲げてみたり、こねてみて なんかいい!と伝えて来てくれる人たちがふえた。 その"なんか"を大切にしたいし、追求したい そしてなによりも、 いいなあと感じたことをいいね〜って言葉にして、伝えられる そんなあなたがすてきだよ、、 いつか友達が、 そう言ってくれたのが うれしかったなあ 〜 辛かった日、ひとりだと思った日、 助けてくれた一言のよ
コメダ珈琲の"カツパン"を食べたことありますか? ふわっとしたコッペパンに大きなカツがサンドされた、なかなかボリューミーな一品。 ちょっと小食なギャルだったらひとりで食べきれない気がする。 梅雨明けの11:00、 どうしてもそのサクサクに、かぶりつきたくて、近くのコメダへかけこむ。今日は午後から海へ行く予定。 例のサクサクが入ったビルに到着。 ミルクコーヒーのお供にと、1階の本屋さんで適当な小説ひとつ手に入れて。 2階へつづく階段を1段ずつ踏みしめる。あつ〜い!
最寄駅について22:00 改札を出るのを待てず友達へ電話をかける 今週のあれこれ、仕事の話バイトの話、 白いイヤフォンに響くいつもの丸い声 軽くなる足どり 家に近づき、コンビニに吸い込まれていくカラダ いつだって特に食べたいものは並んでなくて、迷った末に手に取る、砂ずりポン酢と黄色いサワー その他にも細々と、カゴに入れ 「 ちょっとお会計してくるから待ってて 」 白い、丸い、を耳から一旦外す "1,538円 " せんごひゃく、さんじゅうはちエンッと! ハ
深夜、人が寝静まったころドドドドド 大々的に道路工事をしている。大きな鼻の象が地面をめくり上げて、そのまわりでせっせと小人たちが小石を運んでいる。 お月様のような丸い明るいライトを垂らして、子どもを起こさないよう、古くなった道を生き返らせる。彼らは、誰にも見られない魔法の小人たちのようだ。 . 幼い頃、深夜に行わらている道路工事やその作業員さんを車の窓からこんなふうに見ていた。私は深夜の工事現場が好きだ。 誰も見ていない、知らない時間に作業をし、私たちが平和に目覚め
月曜深夜にやっていた映画天国という、日テレの映画枠をたまたま録画した数年前の6月。このたまたま録画をきっかけに3人の不揃いで愛おしい人たちと出会って、シミもシワも重ねた大人になりたいと思った。 よく街中で 誰かが、その大切な人と過ごしているとき そこにはふんわりとした、 優しいベールのような空気が流れてて、 その"ふんわり"に思わず目を奪われてしまうことがある その謎の"ふんわり"(伝わってますように)に加えて、【チョコレートドーナッツ】では ・泣いているあなた
やってしまった あのあと、そう思った秘密の話 大学生時代、 ゼミの時間に"毎週さ、ひとり1冊本を読んできて本紹介をしようぜ!"という期間があった そりゃバイトがいくら忙しくても、意中のあの人に会いに行くとしても、かまわず毎週やるもんだから、読み切ることに追いつかない週もあった。 本紹介では「ああ、またこの人まあまあ怖めのミステリー選んでるやん」とか、「いやあ、チョイス気になるわ〜」とか、回を重ねるごとに1冊から一人一人の好みや個性が見えてきて、今日は何が登場する
心が動いたとき 感情が高まったとき これをしたい!この瞬間が好き! その"一瞬"を言葉にして誰かにするって難しい。 私は言いたいこと・伝えたいこと・感じたこと が頭のなかで絵で浮かんできます🖼 つまり言葉にするまえに、「見えてる絵を言葉に変換する」作業が必要になるのです。 日常で心がきゅ!と動く時、 嵐のように、それにまつわるストーリーが、流れて、ふんわりと輪郭のないイメージ図みたいなもの(なんと表現するのが適切でしょうか)が頭の中で走ってしまいます 言葉に