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過去のカメラを振り返る

「写真は写真だ、機材じゃない」という(偉そうな)記事を書いた私だが、何を隠そう「機材・・・レンズ・・・ボディ・・・・・」と彷徨ってきた過去を持つ男。(そしてまだ完全には克服できていない)

懺悔も込めて、過去に使ってきたカメラを振り返る。
(本当はフィルムカメラも使い始める沼っぷりだが、今回は割愛させていただく)

※掲載している写真は、全てそのカメラで撮影したものです。いやぁ懐かしい・・・

Nikon J1  (2016-2020)

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人生で初めて購入したカメラ。

当時カメラのことなど全くわからなかった僕は、
・なんかレンズ変えられるらしい
・赤いカメラでかわいい
・安い
という理由だけで選んだ。

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カメラといえば「ボケ」であり、初心者の僕も「ボケた写真が撮りたい」と望んで購入した。

しかし搭載しているのは1インチセンサーであり、所有していたのは標準ズームレンズ。想像したボケは手に入らず、「どうしたら一眼っぽい写真が撮れんるんだろう」と悩んだカメラだった。

大学の時に購入したもので、このカメラが写したものの大抵は仲間同士の馬鹿騒ぎしている写真ばかり。しかしカメラはそうあるべきかもしれない。

最初に購入したカメラでかなり思い入れがある一台。かなり長い間サブ機として使用していた。
1インチセンサーで使いこなせなかった&Nikonがミラーレスを展開しなくなった(のちにZシリーズなどに注力し始めたが)ため売却。

Canon Kiss X7 (2017-2018)

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大学卒業後、初任給で購入したCanonの一眼レフ。

初心者向けのKiss Xシリーズ。大学の同期で写真が好きな子がKiss X6を使用していたので、僕も同じラインのものを購入。

このカメラは本当に色んなところに連れて行った。

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初めて彼女(のちの妻)と行った台湾も、自分の結婚式も、新婚旅行のイタリアも、写真を収めたのは全部全部このカメラだった。

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コンパクトながら必要十分な機能。そしてNikon 1に求めていた「一眼レフらしさ」の写真も撮れ、大好きだったカメラ。望遠ズームの楽しさ、単焦点レンズの楽しさを教えてくれたカメラ。

中古品だったせいか、SDカードの読み込みエラーが頻出し、最終的には読み込まなくなてしまった。実に惜しい・・・

Nikon D7100(2018-2019)

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Kiss X7が壊れてしまい、どのカメラを購入するか悩んだ挙句、なぜかマウントを変更するという暴挙に出た(これがきっかけでマウントに縛られない性格に)

CanonとNikonのカメラを比較すると、同じ値段を出すのならNikonの方が性能が良いのではないかと錯覚し、Nikonにマウント引越し。

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また、会社の倉庫の奥深くから、Nikonの古いフィルムカメラが出てきて、それを譲ってもらえた。その時、そのカメラに標準ズームとマクロレンズもあったので、「これは機会だ」と思いD7100を購入。

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Kiss X7とは違い、D7100は作りも強固で、SDカードもダブルスロット。中級機と言われるだけあり、機能も十分だった。写真の写りも申し分なかった。

このカメラで友人のやっているバンドYunowaのPVも撮影したり。

このカメラから次のカメラに乗り換える理由になった最大の理由。それは、オールドレンズの沼。

この時に初めてオールドレンズに出会ってしまう。

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Nikonのカメラでオールドレンズを使用するとなると、フランジバック(レンズとボディの距離)の影響で無限遠(遠くのものにピントが合うこと)が出せなくなってしまいます。
簡単にいうと、Nikonのカメラだとオールドレンズが使いにくかった。

ということで、いよいよ憧れのフルサイズ機に手を出すことに。

Sony α7 (2019-)

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いよいよ手にしたフルサイズ。

フルサイズのカメラが5万円で購入できるということで、ボーナスも入ったタイミングで購入。

前述した通り、この時すっかりオールドレンズ沼にハマっていたので、基本的に使用するレンズは全てオールドレンズ。

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とはいえ、動くものを撮る時にオートフォーカスのレンズが使いたくなったので、Aマウント変換アダプタ「LA-EA4」を購入し、Aマウントレンズを使用している。


(Eマウントのフルサイズのレンズを買うより、LA-EA4+Aマウントレンズの方がコスパはいい。AFポイントが極端に少ないのでα7の特性は活かしきれていないけど・・・)

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初代のα7は4Kが撮れない、瞳AFがないなど機能的な部分は弱いが、フルサイズをこの価格で使用できるというのは大きな魅力。もちろん上位機種の方が断然機能も画質もリッチだが、今の僕には必要がなく、初代で満足している。

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OLYMPUS OM-D EM-5 MarkⅡ(2020-2021)

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動画撮影用に購入。
マイクロフォーサーズというやや小さいセンサーではあるものの、3万円でかなり優秀な手ぶれ補正が付いているのが魅力だった。

コンパクトで取り回しも良く、一緒使用していたSIGMAのレンズも写りが良かった。
手ぶれ補正が強力で、三脚なしの手持ち撮影でも十分使えた。

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フルサイズ・APS-Cのセンサーに慣れていたためボケ身の少なさに若干不満だった。(当初BMPCC 4Kも検討していたが、マイクロフォーサーズをその前に触れられて良かった)

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動画+写真機としてX-S10に乗り換えるタイミングで売却。

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FUJIFILM X-S10 (2021-)

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「富士は色味が素晴らしい」という富士ユーザーの声が素直に羨ましくなり、まとまったお金もできたので導入。
詳しいレビューはブログにまとめているのでそちらを参照にしてほしい。

なんと言っても、購入動機だった"色味"が最高で、写真を撮る楽しさがさらに増した。

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「最初から富士使っておけばよかった…」と強く思うほどお気に入り。
レンズはCanon、Nikonの一眼に比べるとまだまだ数が少なく高い印象。ミラーレスのレンズは軒並み高いか…

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動画撮影も本格的に始めたいタイミングだったので導入して正解だった。

色々彷徨ってしまった

カメラを初めて7年?くらい経つのだが、色々なカメラを彷徨ってしまった。

メーカーを変えるということは、レンズもすべて変えるということ。購入→売却→購入・・・のループを繰り返しているのだが、それでも出費はかなり大きい。
早い段階で自分に合う機材に出会い、機材以外のところにお金をかけたかったというのが今の本音である。

まぁ、今こうして自分に一番しっくりきているカメラ(FUJIFILM + SONY)に出会えたので良しとしよう。

なんだかんだライカが気になっていてYoutubeのレビューを見てしまうのは内緒の話である。

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