見出し画像

#誰も聞いていない俳句講座

うーん。俳句でもひねるか。
ただだし。

神無月
毒づく声も
届かずに
テレビは笑う
今日も一日

短歌になっちゃった。
#短歌

これを俳句にしようとすると。

吠える目に
テレビは笑う
神無月

となる。
僕の場合。
まず短歌を作ってから、俳句に引き算してくパターン。

まず、短歌をひねってみた。

歳末の
寂しき胸を
隠し笑む
電話の声に
恥ずる来し方

俳句にすると。

歳末の
寂しきを笑む
人忘れじ

かな。

ハッシュドタグをつけ忘れた。
#俳句
#伊藤園俳句大賞

俳句の一番のポイントは、その時ピンときた季語を選ぶことです。
普通かもしれませんが、僕の場合、季語から受け取ったイメージから連想して言葉を選んでいきます。
言葉が絞れない時はまず短歌にしてみて、その情感を抽出というか、表現してみてから、俳句になるように言葉を削ぎ落とします。

出来上がった俳句だけを見て、元の短歌の意味が伝わらなくても構いません。
僕の作る俳句は、イメージを空想する入り口としての機能みたいなものが残っていれば、それで良いかと。

もうひとひねり。

冬ざれも
風呂と眠りで
ひと心地

お風呂に入ってきました。
さて、そろそろ寝ましょうかね。
という状況を俳句にしてみました。

寂寥感のあるのを一句。

年取りの
賑やかな夜も
散りにけり

子供の頃の方が大晦日は賑やかでした。

年配の方が詠みそうな俳句を一つ。

寒菊の
強さにも似て
立役者

ほこっとするのを一つ

手袋の
小さきをそと
抱きしめる

川柳ぽいのを一つ

季語として
もはや使えぬ
みなマスク
#川柳

来年こそは良い年になると良いですね。

神の旅
どうぞ宜しく
夜明け前

さてと。

顔見世も
それではどうも
この辺で
#575

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?