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「校正ゲンバ回顧録⑭」――Web校正③〈繁体・簡体のミス 実例〉

【2019年12月4日記録】

8、 【繁体・簡体】約物としての使用法の誤り(日本語の約物と同じ使い方や1バイト2バイトの混在など)。

9、 【繁体・簡体】約物としての使用法の誤り(、。,《》“”)などの位置や使用法の違いなど)。

10、 【繁体・簡体】和文フォントと中国語フォントの混在(漢字の字体、字形、デザイン差が出る)。

① × 大泽池 ⇒ ○ 大沢池
(誤りとは言えないが、地図に固有名詞で表示されている場合、媒体案件の性質にもよるが注意が必要)

② × 太閣の湯 ⇒ ○ 太閤の湯
(台湾などで「閣」を「閤」の代用字として扱うケースがあるが、外国で出版されるケースではなく国内でしかも店舗が日本人の場合など確認が必要)

③ 中国語フォントの中に日本語のフォントが混在するケース(フォントの違いの理解がない場合もまれにあるため、デザイナー間でも共通理解が必要)

④ ミスとはいえないケースでも「(京都の地名表示)入る」→「入」「入RU」などの表記が混在するケース

⑤ 同上、「(日本語表記)清シ」⇒「清SHI」や「清si」などの表記の混在

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