【五行知林の校正ざっかんこざこざ①】――〈版面確認で、なんとかそれなりに「仕事してます」アピールになるかもしれない校正ポイント〉
イラレで版面も一定でない「フィーリングレイアウト」の校正の仕事ってあるじゃな~い。
「レイアウター」もいない、版面もあるのかないのか、左右ページの段もそろっていない、基準はいったい?っていう仕事、ありますよね。
そういうときに、さりげなく版面のチェックなどを簡単に入れておくと、
なんだかできる校正者に思われるかもしれません。
反対に、うざがられるケースもあるでしょうが。
私がゲンバでよく行っている「やれと言われなくてもやっときました」版面チェックの最低限のものを紹介します。
1、行頭行末ぞろえのテキストボックスがある場合、行頭行末に鉛筆で線を引いて凸凹を確認する
2、テキストボックスが連絡されているとき、スレッドテキストオプションの最終行の行末が版面いっぱいかどうか確認(イラレの性質上、版面いっぱいにならないケースあり)
3、本文が右左のページにわたっているときは、1段の1行の文字数が同じかどうか、左右ページの段がそろっているか確認
4、のどからの位置と小口からの位置をできれば同じにする注記を入れる
こんなとこでしょうか。それだけでも「そろっている感」出ますので、仕上がればそれなりに見られると思います。
新人のまだ組版に不慣れなデザインの方の仕事などで、役立つと思います。
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