3月31日

今日は、3月31日。
明日から4月が始まります。

ふと、去年の今日の私は、何をしていたんだろうと思い返しました。

2年前の春、新卒で地元の金融機関に入社し、去年の今頃は社会人1年目が終わる頃です。
人事異動で、一緒に窓口係をしていたベテランさんが他店に異動になりました。
その代替の職員はおらず、窓口係を私一人ですることになりました。

去年の3月31日、明日からの仕事が不安で不安で、当時付き合っていた彼女に、泣きながら電話しました。

そのベテランさんは、失礼ながら、おしゃべりなおばちゃんといった方で、よく話しかけてくれました。
唐突に話し出すので、ときどき｢え、今、何の話ですか？(笑)｣とツッコミながら、でも、職場で私が一人になることは、ありませんでした。
仕事の業務内容の知識も豊富で、分からないときは、気軽に聞くことができました。

そして、やってきた2022年度。
私の中では、激動の1年でした。

私がうつ病になるほど、しんどかったのは、仕事量の多さの他に、しょうもない話をできる人、業務について気軽に聞ける人、一緒に頑張る人がいなかったことです。

小さな支店だったので、大型店舗に比べると、仕事量は少なかったです。
しかし、私が思っていたのは、20人を2人で接客するのと、10人を1人で接客するのは、1人当たりの仕事量は同じでも、心の負担が全然違うのではないか、ということ。

窓口が忙しいとき、一緒に頑張ろうね！と言い合える人がいないって、こんなに心細いんだ……と痛感しました。

小さな店舗だからと、人員は減らさないで欲しかった。
私を一人にしないで欲しかった。
人事部には、とてもお世話になったけど、人事部を恨んでしまう私もいたり、いなかったり…。
私のような職員が出ないことを祈るばかりです。