疲れた

アルバイトの面接を受けるのは何度目だろう。週に2回面接を受けて、「不採用の場合は連絡しません」が大半なので待ちぼうけを食らいまた面接に赴き

大半は履歴書も戻ってこないので足りなくなったらまた証明写真を撮りに行き

面接地までの交通費と月の携帯代だけは自分で払おうと単発バイトをしているがそれにも疲れ

帰り郵便受けにまた不採用通知が入っているのを見ると、正社員はおろかアルバイトですら俺を雇ってくれるところはないんだと現実を見せつけられ

なんかもう色々疲れた。贅沢は言わないからせめて人並みの人生を送りたかった。いや、そもそも健常者として正社員で働けること自体が贅沢な時代か。

かといって死ぬ勇気も出ずに死んだような日々を過ごしている。スーパー、コンビニ、百円ショップ、パチンコ屋、家電量販店、ドラッグストア、本屋、色々な業種を受けたがことごとく駄目だった。もういくつ受けていくつ落ちたかもよく覚えてない。自分が客として好きだった業界は熱心に働きたい旨をアピールした。週5でも、土日祝でも遅番でも、とにかく雇ってほしいと直接は言わないが伝わるように話したつもりだったんだけどな。

ああ、本当に疲れた。何のために生きてるんだ、俺。平日こうして家にいる自分が憎い。みんなああやって働いてるのにな。そもそも将来設計もクソもなく会社を選んで3ヶ月で辞めた自分が全部悪いのだが、もう本当に自分が憎い。働きたくても働けない絶望感、家族や数少ない友人はいるけど社会からは完全に疎外されている孤独感、その2つがあまりにも多すぎて何もしたくなくなる脱力感。こんな息子でごめん、と謝っても謝りきれないな。と考えながら今日も受かるはずのないアルバイトを探しては応募を続けている。

今日の面接もどうせ落ちてるしその前のもどうせ落ちてるのでまた次を探すわけだが、一体なぜ最初から落ちるアルバイトを応募しているのか自分でもよく分からない。「早く次を見つけて応募しなきゃ」という焦りが生まれているが、そもそも焦ったところで次も落ちるし、なんでこんなことしているんだろう?未来溢れる大学生とニートが同時にアルバイトに応募して来て後者を取る会社(店)の方がおかしいだろ。気付けよ。

社会からのレールに外れた者に人権はないので、現在レールに乗っている皆様はどうか外れないようお気を付けてお過ごしください。

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