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東京のエスカレーターは速い。

こんにちは。みもりです。
昨日は心療内科へ行くため、久々に外出をしてきました。


私の通っている病院は、都内にあります。
病院を選んだ当初は、会社で働きながら、仕事終わりに通院することを想定していたためです。

私の居住地は東京ではないので、久々の東京には少々圧倒されました。
人が多くて、皆んな驚くほど歩くのが速い。
そして、沢山人がいるのに、なぜか誰も周りにいないような孤独を感じる不思議な空間。
やっぱりあまり好きになれない街だなと、個人的には感じました。


そんな話はさておき、久々に東京へ行って1番驚いたのは、エスカレーターのスピードです。
信じられないくらい速い。
小さい子供が転びでもしたら、絶対に怪我をするだろうという速度です。

私の通っている病院があるのは、会社ビルの立ち並ぶビジネス街なので、そもそも小さい子供云々の想定はされていないのでしょう。

でも、それにしてもこのスピード感。
会社に行っていた頃のことを思い出して、胸がザワザワしました。


スピード感。
これは、社会人になった私の目の前を塞いだ大きな障壁でした。

ビジネスという場では、スピードが大変重視されます。
「話す時は、簡潔に伝わりやすく。」
「人の時間を奪わない。」
もちろん大切なことだし、会社の一員として働く以上、最低限の心得です。

でも、会社で働いていた頃の私は、自分がスピードに遅れていないか不安で不安で、常に追い詰められていました
自分が話せば話す程、上司の顔が徐々に曇っていくのが怖くて、「私の話は冗長で分かりづらいのだ。」と人と話す自信がなくなりました


休職してからは、親しい友人や家族との会話がほとんどになりました。
最初の頃は、自分の話が伝わらないのが怖くて、2,3言に1回は「ごめんなさい」と言うのが口癖になっていましたが、ゆっくりと耳を傾けてくれる人たちのお陰で、徐々にそれも改善してきました。

出来ることならずっと、このスピード感の中に浸っていたい。
またあの急流のような会社の世界に戻るのが怖い。

休職期間も3か月を過ぎると、自分がどんどん保守的になっていくのが分かって、いつ会社に戻れるのかどんどん分からなくなります。
これって、どうすればいいんでしょうね。
復職された方のnoteを読んでいると、本当にすごいなと感心するばかりです。私にもいつかそういう日が来るのでしょうか。

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