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深夜2時にかかってくる電話が好きだった話。

「近い存在になれて、分かり合えても、”大切な1番”ではないから」



また、少し、わたしの近くから離れていって、誰かの大切な1番になっていって、


私は近いだけで、1番では、ない。


と、感じる関係性が確かに存在していた2020年。


近い存在てなんだろう。


距離が近いこと?素を見せ合えること?会いたいと思う人?


”存在”について検索してみたけど、よくわからない

物理的な距離よりも、心の距離だとわたしは思っている。

それは、実際に距離が離れていても、確かに近い存在で、大切な存在だと思える友達がいたから。

けれど、意外と簡単に近い存在という認識は見えなくなってきちゃって。

それは、どこかでわたしを1番好きでいてくれてるんじゃないか。

と、期待している自分がいたから。

期待か、こんなわたしのことを好きでいてくれているひとがいる、という依存か。

わかりたくないけど、相手にとって”1番近い存在”となるパートナーができたと知ったとき、急に何かが離れた。期待や依存が。

知った瞬間から、昨日までの存在が嘘のように遠く感じる。

もう眠れない夜、深夜2時にかかってくる電話は来ないのか、と寂しく感じている自分がいる。

あれ、好きだったのかなぁ、けどこの好きは恋愛でもなければ友情でもない。




わたしも誰かの1番になりたい、ね。



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