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「つまり、この世界は全て数式に書かれているということだ」 

fun(self)
{'print()'=> function(result)
{ return "" + result.value;} }
「これはどういうこと?」
「つまり、この世界は全て数式に書かれているということだ」
「え? どうゆうこと?」
「じゃあ、まずはこの数字をみてみようか。0という数字があるね。そして1という数字もある。2も3もあって……」
「それは知ってるよ。そんなの常識だよ!」
「まあまあ。それで、0から始まってどんどん増えていくけど、何個あると思う?」
「うーんとね……7!」
「残念でした! 7は存在しないんだ。なぜなら7というのは存在しない数字だからさ」
「へぇ〜、そうなんだぁ〜」
「おっと、ちょっと難しかったかな? それじゃあもう1度説明するよ。今僕たちがいるこの世界は0から始まっている。でも、1というのは存在しないんだ。なぜだと思う?」
「それは……1というのが存在しないからじゃないの?」
「その通りだ。では問題です。どうしてこの世界に1が存在しないのか分かりますか?」
「えっと……よく分かんない」
「例えば君が1という文字を書くとするだろう? そうするとそこに書いた1という文字は0になるよね。0を横にしたり縦にしたりすると、そこにある全ての数字は変化していくよね。そうやって数えていけばいつかは答えが出るんだけど、そこには果てしない時間が必要になるんだよ。1が存在していない以上、永遠に答えを見つけることはできないのさ」
「そっか……確かにそうだね。ところでお兄ちゃんは何歳なの?」
「僕は6歳だよ」
「じゃあ僕の方が年上なんだね! 僕の方が賢いや!」
「ふっふっふ、まだ気づいてなかったのかい? 実は僕はこの世界をプログラミングした者なんだよ!」
「本当!? すごい! 本当に神様だったんだ!」
「ああ、そうさ。だから、僕の言うことは絶対なんだよ!」
「わぁ〜!! やっぱりお兄ちゃんって天才なんだね!」
「ふっふっふ、当然じゃないか! もっと褒めてくれてもいいんだよ?」
「すご〜い! 尊敬しちゃう! 好き♡」

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